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萬井 博行 よろい環境計画事務所






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2010/07/26(Mon) シエスタ萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



最近マジ買いしちゃいそうな衝動をかろうじて抑えている、45年前にデザインされたノルウェーの家具、『シエスタ』。
サイドから見た優美な曲線ラインが秀逸なラウンジチェアです。

ブナ材の成型合板を使った軽快なフレームはそれまでのラウンジチェアにありがちな、ゴツくて場所を取るイメージから一新。
美しいフォルムは芸術分野での評価も高く、オスロ工芸美術館、国立デザイン博物館などの美術館にも納入されています。

機能的な特徴は、腰掛けた体圧でフレームがしなることで、どんな体格の方でもベストなリクライニングポイントに変化すること。
細かくカスタマイズする調節機能が必要ないことが、シンプルな造形美を生み出しています。

クッションに使われている革材も昔ながらのハンドメイド製法で、使い込みほど味わいの出る良質な逸品。

ノルウェーでは伝統的に、自宅を中心として人々が交流する文化が根付いていますので、長く使用する家具に対しても必然的に手抜かりない、機能性を重視したデザインになるのでしょうね。

オットマンは便宜上あった方がいいでしょうが、肘掛はこの軽快なデザインを若干損ねるようで、付けるかどうかは幾分悩ましい限りです…。(快適を取るかデザインを取るか…)




2010/07/21(Wed) ソフトクリーム探訪萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



先日は避暑と休養を兼ねて、大山方面へドライブ。
江尾〜奥大山〜桝水高原というルートでしたが、あまりの暑さで、各場所でやたらソフトクリームを食す。(故に“探訪”ではないのですが…)
そのとき食べたソフトクリームリストはこちら…。

□道の駅みちくさ
江尾の道の駅『みちくさ』で販売。主に地場で採れた新鮮な野菜を売っている中のレジの近くにさりげなくソフトクリームの幟があります。来る人が皆ソフトクリームを買って帰るので、釣られて購入。あまり甘くなく、さっぱりとした口当たりは私の好みでした。

□アペゼ
奥大山サントリーの水工場の近く、奥大山ブルーベリーファームが経営する喫茶店。売りはそのブルーベリーを惜しげもなくふんだんに使った『ブルーベリーソフト』。ブルーベリー含有量では恐らく日本一ではないでしょうか(私の勝手な推測…)。アイスの中にブルーベリーが入っているというより、アイスの形をしたブルーベリー、というくらいの圧倒的な風味です。

□みるくの里
今更紹介するまでもないでしょうが、大山放牧場内にある、みるくの里のソフトクリーム。こちらのソフトクリームは濃厚なミルクの風味が最大の特徴。甘みもそれなりにありますので、体調によっては少しもたれるかもしれません(私も3個目でしたし…)。外の芝生を見ながら食べる方がほとんどですが、この暑さでソフトが溶けて、滴が落ちて通路が白くなりつつあるのが気になるのは私だけでしょうか…。

□すし弁慶
意外なまでのソフトクリームの穴場。子供にせがまれて注文してひと口つまみ食いしたところ「え、マジで…」とつぶやく。有名パティシェも使うという、地元岸田牧場の牛乳を使用したさっぱりとした澄んだ口当たりはとても上品。濃厚なみるくの里ソフトが“たまに食べたくなる味”とすれば、こちらは“毎日でも食べ飽きない味”というところでしょうか。(まぁ太るでしょうが…)

こちらでも紹介【ご当地アイスクリームMAP】:http://web.sanin.jp/p/daisenking/pw/3/5/#flash

写真は途中寄った奥大山『木谷沢渓谷』。
草木が生い茂ってひっそりとした、絵になる場所でした。




2010/07/16(Fri) 普通の住宅、普通の別荘萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



先日読んだ、『普通の住宅、普通の別荘』という本。(TOTO出版)
建築家『中村好文』さんが設計した、住宅と別荘の15件を紹介しています。

とても読みやすくてユーモア溢れる文章と同様に、建築も奇をてらわず、与えられた条件を素直に表現するのが中村好文さんの設計スタンス。(実はそれが難しい…)
面白いのは作品集のような専門的な解説ではなくて、クライアントの人柄や思想、家族構成、敷地の特徴などから導く“設計プロセス”から形になっていく過程が書かれていること。
それぞれの物件に、建築家とクライアントが織り成す1つの物語のような書下ろしは、知らず知らずのうちに引き込まれてしまいました。

良い住まいは造り手の能力のみならず、クライアントの思考と思想、感性が素敵で、それが色濃く反映されるんだなと、この本を読んで改めて感じます。(私の実経験からも…)

「特別なものではなく、背伸びも、萎縮もしない、無理もしないし、無駄もしない、まっすぐに背筋の伸びた“普通のもの”」とは中村さんが潜在的に目指していた住まいづくりの思想。

これから家づくりされる方も、あるいはすでにされた方も、なかなかに楽しめる一冊ではないでしょうか。




2010/07/13(Tue) ファサード萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



先日は知人の建築関係者、デザイナーを対象とした見学会を『飯島町の家』で催しさせていただきました。

あいにくの雨でしたが、誘った方のほとんどお越しいただきまして、並びに快くご協力いただきましたお施主様に、心より感謝いたします。

『飯島町の家』の外観最大の特徴は、跳ね出した大きな屋根。
深いところ(駐車スペース)で約4.3mの奥行き。

東側のファサード(正面)には窓を設けず、門型のガルバリューム鋼板(シルバー原版)と柿渋塗装した杉板、床のコンクリート平板のみの最小限の素材構成としています。
素朴で虚飾ない素材同士ですので、スケールバランスは難しいところでしたが、お互いが引き立てあって、厳粛な良い表情を生み出していました。

対して大きな開口部をとった南面では、外壁や木塀の柿渋と補色関係に近い緑の植栽が鮮やかなコントラストで優しい表情。

しかしながらこのファサードの写真、広角レンズで撮っても上部が切れる始末…。
撮影では対面の家の敷地に入らせていただくお願いと、脚立が必要になりそうです。




2010/07/09(Fri) オルセー美術館萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



オルセー美術館の改修工事が約20年ぶりに行われるようです。

セーヌ川沿いに建つこの建物、元々1,900年、パリ万博のために造られた“駅舎”でしたが、使われたのは40年足らずで、半世紀近くも放置されていたそうです。

この超一当地にある駅舎が使われなくなったのは、長い車両に短いプラットホームが対応できなくなったのが原因…。(単に設計ミスなのでは…)

しかしそこはさすがに“芸術の都パリ”。
市民の保存運動が高まり、19世紀作品を中心とした美術館に変貌したのが、いまの『オルセー美術館』です。

私も以前観光で行きましたが、外観はわりと重厚感の趣ある反面、内部ホールは駅舎のなごりを残した大空間と、そこに落ちるトップライトの柔らかい自然光が外部にいるような感覚を憶えました。
現在の美術館建築としては当たり前なのですが、これだけの自然光を館内に取り込む試みは当時としては画期的だったのではないでしょうか。(美術品は自然光を嫌うので。)

このたびの改修は、年々世界中から来る観光客の収容人数の増加に伴っての対応と、20年前から使われている設備の一新ということだそうですので、ガラッと目に見えるような変容ではないらしく、より良く作品が鑑賞できる施設にする、という意図があるようです。

以前はスケジュール上、2時間程度の滞在時間…。(強行すぎる…)
今度行くときはゆっくりと作品を鑑賞したいものです。




2010/07/05(Mon) ポンピドゥーセンター・メス萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



今年の5月に開館した、『ポンピドゥー・センター・メス』。
パリにある近代美術館、『ポンピドゥー・センター』の分館にあたります。

2003年の国際コンペで勝ち取ったこの建物は、日本人建築家の『坂茂(ばんしげる)』とフランス人建築家、『ジャン・ドゥ・ガスティーヌ』による共同設計。

この建築最大の特徴は、“フワッ”とした浮遊感のある、メッシュ状の屋根構造。
コンピューターによる複雑な構造解析によって、美しい曲線ラインとしなやかで繊細なメッシュ状のトラスを導き出しています。

デザインの発想原点は、中国の手編みの竹編み帽子から来ているとのこと…。
それをプログラム条件の内包と構造のデザイン表現に結び付けた手腕だけでも素晴らしいのですが、環境負荷が少ないというエコロジーな観点から、木造を選択したというロジックも、高い評価を得た要因だったのでしょう。
一般的に木造の部材断面は太くてゴツくなるのですが、接合部に力が掛からないような(専門的にはピン接合といいます。)構造計画をすることで、細くて繊細な部材表現に繋がっています。

半分外部で半分内部のような空間を生み出している、採光を透過する屋根の仕上げ材(テフロン膜といいます。)の下では、若手芸術家の展示会や野外ライブなどの芸術活動、子供たちのためのワークショップを市が啓蒙しているそう。
夕方から夜にかけてのライトアップは、屋根のテフロン膜越しにうっすらと構造のシルエットが浮かび上がります。

こういう美しい“文化の象徴”がある街とない街では、そこで育つ子供の感性も変わってくるような気がしますね。




2010/07/02(Fri) ホームページアップ萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



このたび『津島福居の家』と『借景の家』をホームページにアップ。

前回から実に1年ぶりの更新…。
「フリーズしてんじゃないか!!」とお叱りを受けるくらい開いてしまいました…。
日々のスケジュールに忙殺されながらの撮影・編集も意外と大変なものです。(すでに言い訳気味…)

よかったら見てくださいませ。

『津島福居の家』:http://yoroi.info/tsufukushima.html

『借景の家』:http://yoroi.info/syakkei.html




2010/07/01(Thu) サザエカレー萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



“1人あたりのカレー消費量日本一”といわれる鳥取県ですが、私の消費量はその平均値をも遥かに上回っていると自負しております。(勘違いかもしれませんが…)

そんな私がお勧めする、この時期一番のカレーは『大山ロイヤルホテル』の『サザエカレー』(昼食限定 \1,500-)。
全国数あるグループホテル内の料理コンテストでグランプリを受賞した逸品です。

味もさることながら、食事できる12階のレストランは、大山の絶景がパノラマで広がる眺望と、その反対側では弓ヶ浜半島が見渡せる優雅な眺望が楽しめます。

このカレー最大の特徴は“サザエの肝”を裏ごしして入れたことによる、濃厚なコク。
肝の苦味が深いコクになっているようです。(奥が深い…)
サザエ1つあたりの肝の量は少ないので、結構な量を使っていることを考えると決して高い金額ではないかもしれません。(カレーと思わなければ…)

圧力釜で煮込んでいるというサザエの身の食感も程よく、絶妙なアクセント。

ほのかな白ワインの香りとフォンドボーを加えて煮込んでいるという手間の入れようは、国民食の粋を超えた、りっぱなフランス料理を思わせます。

大山観光を兼ねて一度ご賞味されては如何でしょう。(私もひっそり食べているかも…)




2010/06/28(Mon) 清水ようかんアイス萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



最近見つけた私のヒット商品、『清水ようかんアイス』。(1個¥250-)
アイスクリームの中にようかんを入れ込んだ大胆な発想の一品。
安来の『わたなべ牧場』と羊羹の老舗、『西村堂』がコラボレーションしたものです。

さっぱりとしたアイスは牛乳の風味が強く、中に羊羹が練りこんであるようで、小倉アイスのような風合い。
どちらかといえばシャーベットに近い“シャリ”としたアイスの食感と、羊羹の“フニャ”とした食感が絶妙すぎるほどマッチしています。

「それは無いわ。」と思いつつ期待感ゼロで食しただけに、手抜かりない上品な味はかなりインパクトありました…。
開発者のセンスには恐れ入ります。

そのほか地元の果物を使った『いちごアイス』、『シャーベット』、『ジェラート』も一般に売られているものとは比べ物にならないほど濃厚な風味。

安来駅となりの『観光交流プラザ』で売っています。(スーパーなどでは無いらしい。)

すでに全種類制覇した我が家…。
この夏どれだけ食べ尽くすのか見当がつきません…。




2010/06/25(Fri) 木製建具(つづき)萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



『飯島町の家』では、内部工事はほぼ終わりかけ、外構の塀工事に差し掛かっています。

主要採光を取り入れる南面に張り出した軒とシンボルツリーとなる落葉樹、柿渋塗りの木塀によって“熱負荷のコントロール”とプライバシーを干渉しない外部への“視界の抜け”を演出する予定。
引き違いの木製建具も柿渋塗装で統一しています。

木製建具のメリットは、視覚的な優しさのみならず“結露をしない”こと。
アルミサッシュに比べ材質自体の熱伝導率が低いことに起因しています。

最近ではサッシュでも熱伝導率の低い“樹脂製”が出てきていますが、無垢材に囲まれた空間に用いるには、いくぶん無粋な感がするのは否めないところですね。
その点無垢材を使った木製建具には、建物に負荷をかけない効果と、空間を引き締める“味わい”が得られます。

しかしながら木製建具(特に引き違い)には、木の反りを加味して建具同士にどうしても3,4mmのクリアランス(隙間)が必要で、そこから熱損失が生まれます。
通路などでは気にならないでしょうが、人が留まるところの近くに用いると、隙間風を感じますのでプランニングには注意したほうがいいでしょう。

アルミサッシュの台頭で、昔ながらの技を生かした木製建具が少なくなっている昨今…。
求められているのは、優しい表情を享受しようとする“感性” と、デメリットにも優る“度量” でしょうか…。




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