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萬井 博行 よろい環境計画事務所

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2017/08/18(Fri) 光本料理店萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



先日は倉吉市、『海田西町の家』の現場確認の帰りに琴浦町赤崎にある、『光本料理店』で夕食いたしました。

カウンター6席程度、座敷2組のこじんまりとしたこのお店は、サイトや雑誌、テレビなどのマスメディアにほぼ出ることない“穴場中の穴場”。

魚屋も経営されているという確かな目利きの店主が朝一番で仕入れる魚は、どのメニューをチョイスしても新鮮かつリーズナブル。
日によって採れる魚でメニューが楽しめるのも魅力のひとつですね。

先日は、日替わり刺身盛り(¥650-)、いかの天ぷら(¥500-)、海鮮丼(¥850-)、カマ焼き(¥600-くらい…?)をオーダー。

厚い切り身が特徴の刺身盛りは、カンパチ、メダイ、ホタテ、シロイカの4種で、どれも弾けるほどの食感と脂の乗り、甘みが、魚屋を経営されている自信を窺わせてくれます。

最も感動したお勧めの一品は、30分掛けてじっくりローストされた、カンパチのカマ焼き(カシラ付)。
お腹が膨れ気味にになった頃に運ばれてくる20cmはあろうかという豪快なカマを見て、「イケる(食べられる)のか…?」と、若干怯みながら、外側はパリッと内側はふっくらとした程よい焼き加減と脂の甘みを引き出す絶妙な塩加減に箸が進んで、すんなり完食いたしました。(むしろもう少し頂きたかったくらい…)

“地元密着型”の創業95年の歴史を誇るこのお店。
このままひっそりと何事もなかったかのように100周年を迎えてほしいものです。




2017/07/26(Wed) 『新開の家2』 計画案萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



1ヶ月以上“フリーズ”していた私のブログ。(危うく7月をスルーしてしまうほど…)
こまめに覗いてくださる方には申し訳ない次第です。

昨日は米子市、『新開の家2』の計画案を提案いたしました。

幹線道路から少し入った閑静な住宅地の中にある160坪の敷地に、シンプルな平屋建てのご要望。
2方道路とゆとりある敷地面積からなる好条件は、配置計画とプランニング、外部空間の繋がりにいろいろな選択肢が考えられました。

ほぼ正方形の敷地形状に対して、長方形の建築フォルムを奥側に配置。
東南に面する進入路からなるべく離し、その間に植栽ゾーンを設けることでアプローチ側から建築全形が望める“引き”と“奥行き感”、周辺からのプライバシー緩和を図っています。

平屋プランでいつも熟慮するのが、パブリックゾーン(台所・居間・食堂)とプライベートゾーンをいかに切り替えるのか、ということ。
プランではそれらの境界にスタディスペースとデッキテラスを設けて内部間のゾーニング、および外部空間との繋がりを緩やかに切り替える役割を与えています。

ほぼ同じプランに6寸勾配の切妻案と4寸勾配の寄棟案の屋根形状が異なる2案を提案。

切妻案は6寸勾配の屋根勾配として両サイドにに屋根形状に沿った3角形のロフトを設けて、吹抜けのパブリックスペースと繋ぎ、空間の“抜け”を造ると同時に、夏場の通風や排熱、冬場の暖気を循環させる役割を持たせました。
寄棟案は空気の循環という点では切妻案に及ばないのですが、深く一直線に揃えた軒が凛とした表情を造っています。

どちらかといえば素朴で力強い切妻案は“男性的”で、軒先ラインがエレガントな寄棟案は“女性的”というイメージでしょうか。
クライアント夫妻に見せたところ、ご主人は寄棟案(女性的)、奥さまは切妻案(男性的)に意見が分かれる…。

昨日はどちらにするのかの結論は見送られましたが、次回打ち合わせで決定されるであろう審判が楽しみです。




2017/06/21(Wed) 牧谷窯萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



わりと前の話ですが、鳥取市にて私の友人が企画したイベントにふらっと寄ってみたところ、以前から気になっていた『牧谷窯』の器を発見。

器を買うときは持っている器との組み合わせをイメージしながら決めるので、最近はあまり衝動買いしないのですが、独特な模様と色彩に惹かれて購入しました。

作家の杉本さんは鳥取市岩美町の『岩井窯』で修行された経緯をお持ちですが、岩井窯独特の落ち着いた色調の釉薬と焼締めを駆使した作風ではなく、鮮やかな彩色で構成した器を中心に創作されているようです。

ジオパークに指定された浦富海岸のある牧谷地区で開窯されているそうで、雄大で美しい海岸線に囲まれた工房からこの軽快で色鮮やかなデザインが影響していることが連想できますね。

独特の幾何学パターンの模様は、筆で描かれたようにカチッとしたラインではなく、無作為に出来上がったような不思議と引き込まれる表情。
この表情を生み出す『練り切り』という技法は、異なる色の粘土を重ね合わせていき、ブロック状のかたまりを作ってからそれを板状にスライスして形作るという工程で、手間と時間と綿密な計算に裏付けられていることが窺われます。
金太郎飴をイメージすると判りやすいと思いますが(例えが安っぽい…)、裏も同じ模様が出来上がるのがこの技法の特徴ですね。

何度か都会催されている展示会ではとても人気があるそうで、ネットショップでも品薄のよう。(露店の雑器のごとく手に入れちゃったけど…)

今度は窯元に行ってゆっくり拝見したいものです。




2017/06/12(Mon) 『商栄町の家』 引き渡し萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



一昨日は鳥取市、『商栄町の家』の引き渡しへ行ってまいりました。

2世帯住宅のこの計画では、世代間による生活リズムの違いやプライバシーを配慮しつつ、オープンな共用スペースの使われ方を注意深く探りました。

居間から望める中庭との間には来待石で敷かれた土間スペースとテラスを配置し、それぞれ少しずつ段差を設けることで内部と外部を緩やかに繋げる意図。
居間では大人数が一度に集えるよう、クライアントが2,400×1,100ある無垢材の座卓を選択されたことで、ソファに比べて目線が低くなり、土間、テラス、中庭と生活空間の“一体感”がより増したように感じます。

土間に配した薪ストーブの煙突は上階サブリビングを抜けて暖気を万遍なく廻す煙突ルート。
テラスには薪のストックスペースを設けることで、薪の供給動線をコンパクトにしています。
2枚の木製建具は引違ではなく、1方をFIXに、1方を片引きにして、敷居を埋めることで外部からの冬場の冷気を抑える納まりにしました。

木製建具上部には天然木をスライスしたロールスクリーンを設置予定。
取り付け部の金物を見せないように木製建具と同じ洋桜のスクリーンボックスを設けると同時に、その裏にLEDテープライトを付けることで空間の照度バランスと奥行き、陰影を表現しています。

深い軒から木製建具を介して入る淡い自然光が来待石に散光して造り出すしっとりとした“空気感”と、東西・南北と開口部が向かい合って風が抜ける快適さを、拙い写真と文章では伝えづらいのが残念なところ…。

いつも設計意図を尊重してくださった施主さま、工事に携わって下さった施工業者さま、誠に有難うございました。




2017/05/30(Tue) 『東福原の家』 棟上げ萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



昨日は米子市、『東福原の家』の棟上げを行ってまいりました。

熱心にブログを見てくださる方には「え、平屋…。」と突っ込みを受けそうな気がしないでもないですが、実は当初の計画案より2度大きく変容した経緯がありまして、最終的にこのシンプルな切妻屋根のフォルムに納まりました。

プランニング自体は最初の2階案を踏襲したもので、パブリックスペース(居間・食堂)とプライベートスペース(寝室・子供室)を分けてゾーニングしたもの。

コンパクトな外観から受けるイメージと相反するように、内部のパブリックスペースは視界の抜けた広がりある内部空間を意図しています。

約1.2m持ち出した緩勾配の軒は低く保ち、夏場の直射光と向かいマンションからの見下ろしを緩和するとともに軽やかなシルエットを形成。
深い軒下にはアプローチ、ポーチ、テラスを配して、外部空間から内部空間の導入を緩やかに、且つ抑えたスケールを経由することで内部空間の広がりを相対的に感じさせます。

屋根材はケラバがスッキリと納まる三州平瓦を採用。
瓦の重量と軒の出を勘案して垂木断面寸法を確定し、通常垂木よりサイズアップさせたことにより母屋桁のピッチが広げられ、より整然とした軒裏と内部天井の表現が可能となりました。

昨日は快晴の棟上げ日和でしたが、工務店ならびに大工さんには炎天下の中作業いただき、とても感謝しています。




2017/05/22(Mon) ほたるかずら萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



ここ数日、日中は真夏日のような暑さですね。
食事も“家庭料理”のようにバランス良く少量だけ摂りたいのですが、外食ではなかなか見当たらないものです。

先日鳥取市、『商栄町の家』現場監理帰りにランチで立ち寄ったのは、その条件に一番適しているであろう、鹿野町にある『ほたるかずら』。

豆砂利舗装された街路の脇には昔から生活に根差した水路が流れていて、城下町の名残ある住宅地に位置するこのお店。
地元民以外まず知りえないと思われるほどの“隠れ家度”(車ではアクセスできない…)と、金土のランチしか行わないという“レア度”においては県内トップクラスを誇るでしょう。

日替わりランチは2種類のメインが違うのみで、ワンプレートの皿にサラダ、和え物、メイン、ご飯が盛られて、お味噌汁がついて¥500-という驚愕の安さ。

先日は『鶏の竜田揚げ定食』をオーダーしました。
全体的に薄味で、生姜醤油で下味をつけた竜田揚げは母親が作ったようなホッとする味ですね。

食後のコーヒー(¥250-)も豆と淹れ方に拘りを感じます。

無理のない範囲の営業で肩の力を抜いた接客も安らぎを与えてもらいました。




2017/05/16(Tue) 『商栄町の家』 足場解体萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



来月に引き渡しを控えた鳥取市、『商栄町の家』の現場では、外壁足場が外れて全容が顕わになりました。

6人家族で構成されるこの2世帯住宅では、多機能で複雑になりがちなプランとフォルムをいかにシンプルにまとめられるのかが、テーマのひとつでした。

パブリック空間(共用の居間・食堂)をプランの中心に配置し、同心円状にセミパブリック(スタディスペース・サブリビング)、パブリック(寝室・子供室)を配することで、はっきりとした“境界”を設けず、プライバシーを保ちながらお互いの気配を緩やかに繋いでいます。

“引き”が取れる隣地の公園側に対しては軒を低く抑え、緩勾配の大屋根が2階プランも内包したフォルム。
屋根を軽やかに、且つエッジがスッキリ納めるよう艶のない『三州平瓦』を採用しました。

現場では大工工事が終盤に差し掛かり、左官、石工事、内装、家具・建具、設備工事と各業者がごった返し殺伐とした緊張感に包まれる頃。
ケガなくケンカなくフィニッシュへ向かってほしいものです。




2017/05/08(Mon) 門脇家住宅 見学会萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



このたびのゴールデンウイークはそれなりにのんびり過ごさせていただきました。

先日は年2回催される大山町所子にある国の重要文化財、『門脇家』の公開見学会に行ってまいりました。

江戸時代、約250年前に建てられた主屋は、間口11間(約22m)、奥行き7間(約14m)からなる寄棟造りの茅葺屋根。
2年前には茅の葺き替えもされたそうで、広い前庭から望めるおおらかで勇壮な屋根が門をくぐった瞬間に目に飛び込んできます。

古民家の平面は、作業する空間(土間)、生活する空間(座敷)、客を招く空間(客間)の大きく3ゾーンに分かれていて、その点については門脇家も同じですが、大庄屋を兼ねたこの建物では対応する客によって入口を分けていたそうです。

4層構造になっている玄関土間の大梁の迫力や、5本の建具溝が掘られている精度の高い差し鴨居など、当時の材料を見るだけでも贅が尽くされていたことがよく窺われます。

主屋裏にある蔵の保存状態も素晴らしく、集落内で産出された『阿弥陀石』を基礎石として使われているようです。

この門脇家住宅のある所子集落は建築もさることながら、生活に根差した水路が町並みの風景となって、伝統的な農村景観を形成しているところが、国の『重要伝統建築群保存地区』に指定されたそうです。




2017/05/01(Mon) 木材原木市萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



先日は鳥取市『商栄町の家』の現場協議後、八頭郡智頭町にある製材業者、『潟Tカモト』さんへ木材の打ち合わせに行ってまいりました。

鳥取市からのアクセス道も良くなり30分くらいの所要時間で到着しますが、長いトンネルを抜けた先に広がる山林に囲まれた智頭の緑は濃くて、目の前に迫ってくるような立体感が市街地の自然に比べると強い“生命力”を感じます。

その日はちょうどタイミングが良く、月に3回開かれるという『原木市』を見学することが出来ました。
春に入って徐々に木材の量が増えてきたそうで、県外から買い付けに来る業者さんも居られて盛況のようでした。

広大な石谷林業の敷地に雑木、杉、ヒノキをそれぞれエリアに分けられて、1本あたり10秒くらいの競りで繰り広げられる駆け引きは独特の緊張感が伝わってきます。

サカモトさんには木の断面からその材のクセや木取りのコツなどを教えていただき、あらためて木の奥深さを感じると同時に、流通における設計仕様のあり方も勉強になりました。

さすがに“杉の名産地”として名を馳せているだけあって、密度の高い断面の智頭杉を見ると、どこかストックできるところがあれば普通に買い付けに来たい、と物欲が溢れる次第…。




2017/04/13(Thu) よしぱん ランチ萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



本日はクライアントと一緒に大山町の『田宮造園』へ樹木見学後、同じく大山町にある人気のパン屋、『よしぱん』でランチミーティング。

旧市街地の中にある古民家をリノベーションしたこのお店。
“地産地消”にこだわったパンが口コミで広がり、分かりづらい場所ながら遠方からもわざわざ買いに来られるそう。
地元の食材を中心にバランスの良いランチを提供されていて、直前予約もなかなか取れないほどだそうです。

メニューは週替わりランチ、パスタランチ、サラダランチの3種類から選べ、私は週替わりランチ(¥1,200-)をチョイス。
サンドウィッチとポテト、サラダ、じゃがいもスープにドリンクが付くという構成でした。

量もほどほどで良いかな、という思いとは裏腹に、結構な大きさの皿にはみ出しそうなほど盛られたサンドウィッチのボリュームがテーブルに置かれて、「ミーティング出来るのか…?」と内心焦る。(厚さ8センチくらい…)

具材はレタス、トマト、目玉焼き、ベーコン、鶏もも肉のコンフィが重なり、彩色鮮やか。
肉類の旨味もさることながら、地元の新鮮な野菜の味が濃く、それらを受け止めるパンの風味が負けずにバランス良く調和していました。
サラダ、ポテトも素材の風味が後味として強く追いかけてくる印象ですね。

近ければヘビーユーザーになりそうな店ですが、次回訪問できる日を期待したいと思います。

Facebookにランチ情報が出ていますので、チェックしてみては如何でしょうか。




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