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萬井 博行 よろい環境計画事務所

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2018/02/20(Tue) 設計製図 講評会萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



先日は私が非常勤講師を務める米子高専の設計製図講評会に行ってまいりました。

私が受け持っているのは3年生ですが、我々の同時期(かれこれ27年前…)と比べて学生のスキルも格段に進歩しているような気がします。

この度は米子市美術館と米子市立山陰歴史館に挟まれた場所を仮定の敷地として、それぞれが中心市街地に必要と思われる機能を有する施設を設計する、という課題。
用途や所要室が決まっている施設に比べて発想が無限に広がるので自由で面白い反面、設計を組み立てる要素を絞らないと纏まりのない案になってしまう可能性もある難しいテーマでもあります。

学生は設計に先立って実際の現地を訪れて、町並みや人の流れ、周辺施設を事前にリサーチ。
それぞれが街に必要な機能を提案するのですが、学生らしくカフェやワークスペースなど自分の生活に身近なものが多かったような気がしますね。

講評会は各自製作した模型と製図を教室の前に貼り出して、みんなの前に立って発表し、私ともう一人の非常勤講師がそれに対してひとりひとりコメントするという形式。

提出した順番でそれぞれ持ち時間3分でプレゼンしていくのですが、風邪気味で体調悪く、かつ5時間以上掛けた講評会は、最後になるとさすがに意識が朦朧としてくる…。

できればなるべく早い順番で提出してくれると、思考がフレッシュなうちに講評してあげられるのですが…。




2018/02/13(Tue) ラスティック・クラフト オープニングパーティ萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



先日はいつも薪ストーブ設置でお世話になっている松江市玉湯町にある『ラスティック・クラフト』の新社屋完成に伴ったオープニングパーティにお邪魔いたしました。

松江市街地からすると結構な郊外にあたり、ショールームの場所としては不利な立地にも関わらず右肩上がりに成長されているのは、オーナーの確固たる信念とそれぞれの案件に対する誠実な対応が認められているからでしょうね。

新社屋の設計は安来市の『安藤建築設計室』。
ご夫婦ともに設計士で、シンプルでスタイリッシュなデザインと自然素材に拘った設計が特徴です。

元々の母屋と道路の間の狭小地、かつ高低差による土圧の問題など、設計者側の視点からするとかなり難易度の高い“ヤバイ”敷地なのですが、土圧を抑えるコンクリート部と上階の木造を合わせた混構造での対応は、機能性と周囲の環境との調和を両立させた見事な計画でした。
プランセンターから導入してスキップフロアを螺旋状に上がっていく動線も、敷地の狭さを感じさせない開放感がありました。

外気はかなり冷え込んでいましたが、2台の薪ストーブを稼働させた室内は充分な暖気。
料理は美味しいと定評のある『奥出雲葡萄園』のシェフがストーブを使ったピザやスープを振舞っていただき、体の芯から暖まることが出来ました。

ラスティックさん、安藤建築設計室さんの益々のご活躍をお祈り申し上げます。


ラスティック・クラフトHP:http://www.rustic-craft.com/

安藤建築設計室HP:http://ando-d.com/




2018/02/05(Mon) 『海田西町の家』 引き渡し萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



昨日は倉吉市、『海田西町の家』の建築工事引き渡しに赴いてまいりました。

伸びやかな平屋屋根の勾配を内部空間にそのまま表して、大空間の中に居間、食堂、台所、スタディスペース、ロフトの機能を設けて、それぞれの用途に適したスケールと素材、光(自然光・ライティング)を探りました。

プランのセンター部には重厚な素材(タイル)を壁面に用いて、そこを回遊出来るようなプランニングにすることで、空間に“重心”を造ると同時に、パブリックスペースからプライベートスペースへの切替えを緩やかにする役割を与えています。

ペレットストーブを設置する南側のサンルームスペースの床には来待石を敷設。
室内に取り込んだ冬季の自然光が来待石に当たって散光して空間の奥まで光を届けてくれる効果があることと、蓄熱材としての機能を持っているので南側窓面に使う床材としては最適ですね。(脱臭効果もあるらしい…)
夏季は太陽光の角度を勘案してコントロールした軒の出が直射光を防いで、石のひんやりとした感触を楽しめます。

先日は待望していた樹齢約450年の1枚板、ケヤキ(大山産)の座卓も鎮座。
素晴らしくこの空間に馴染んでいました。

来週にかけてこの居間から望める造園工事が始まる予定。
まだまだ寒波が続くようなので、無理なく事故なく進めていただきたいものです。




2018/02/01(Thu) いわもと食堂萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



工事が大詰めに差し掛かった、倉吉市『海田西町の家』現場監理では周囲に美味しいランチが頂けるお店が多くて楽しませていただきました。

そんな中でもお勧めはクライアントから紹介いただいた福庭町にある洋食店、『いわもと食堂』。

カジュアルな内装かつカウンター席、テーブル席、座敷と整えられているので、一人からファミリーまで気軽に入りやすい設え。
素材はなるべく県内産の材料に拘っているようで、鳥取和牛や鳥取豚、境港の地魚などを中心に新鮮な野菜や手作りのドレッシングや漬物も手抜かりなく作られています。

先日オーダーしたのは店の看板メニューのひとつ、『特製ハンバーグ定食』。

使われている合挽肉は和牛の風味と豚脂の甘みのバランスが良くて、醤油ベースのソースは肉の風味を楽しめるように品のある薄味に仕上げられています。
焼き加減も素晴らしく、箸を入れるとジュワっと肉汁があふれ出して、充分火を通しつつフワッとした食感が楽しめました。

以前クライアントといただいたオムライスもシェフの腕の高さを窺える見事なオムレツでした。

現場が終わりそうな寂しさもさることながら、「もう少しこの店に立ち寄っておけばよかった。」という後悔もあるこの頃です。


いわもと食堂:http://iwamoto-shokudo.com/index.html




2018/01/10(Wed) 『三本松の家』 計画案萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



明けましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。

写真は先々月提案した米子市、『三本松の家』計画案。(掲載だいぶ遅れましたが…)

クライアントのご実家でもある既存住宅の建て替えとなるこのプロジェクト。
約150坪の充分な敷地ですが、現存する庭を残しつつ2世帯住宅としての機能的なプランニングが求められました。

閑静で土地区画が大きい住宅地である反面、前面道路巾が狭いので車庫スペース内である程度車が振れるよう住宅をセットバック。
そのことにより道路から充分な“引き”が取れて、平屋らしい伸びやかな屋根ラインが望めそうです。

家族の集いが主な食堂・居間を中心に配し、和室・広縁・書斎が障子や襖によって連動性のある一続きの空間になり、庭を楽しみながら採光・通風を確保。
夏季と冬季で断熱ラインを変動してなるべく空調に頼らない省エネルギーなプランニングを心がけました。

個室が多くなりがちな2世帯住宅で難しいのは、“いかに動線をコンパクトに保てるのか”ということ。
このプランでは居間と近接させた洗面・乾燥室の面積を大きく個室の中心に据えて、ハブ(HUV)的な位置付けとすることで水廻り(WC・風呂)や居間へのアクセスをコンパクトにするとともに多くなりがちな衣類の収納機能も充実させています。

屋根は瓦をメインに、廻り縁や書斎の低い天井高さのスペースを板金屋根で軽快に葺くイメージ。
「全体を瓦で統一するのも悪くないですね。」とどちらにするのか現在クライアントと思案中です…。




2017/12/14(Thu) オステリア ヤスダヤ萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



昨日は忘年会を兼ねた『士業の会』での会食。

この会は私(設計士)を含めて税理士、社会保険労務士、司法書士、土地家屋調査士の計5人で構成されている、意見交換会。(という名目の飲み会…)
発足より5年くらい経ちますが、それぞれ専門の見地よりいろいろな情報交換がなされて刺激になります。
士業とは読んで字のごとく“〜士”と付く専門資格業を営んでいる俗称で、なぜか“サムライ業”とも云われています。(武士とかけているのか…?)

昨日の会場は米子市旗ヶ崎にある“隠れ家的イタリアン”、『オステリア ヤスダヤ』。

住宅地の中にある落ち着いた設えの民家を改築してイタリアンにしているこのお店。
コンパクトにまとめた居心地よいスケール感と、中庭をうまく利用しながら店内の広がりを両立させている席の配置はさりげなくも熟考されている印象。
和室にテーブルを設えても違和感なく、木と紙の天然素材にステンレスの金属素材、ライティングをうまく組み合わせた空間はセンスの良さを感じさせます。

料理においてもそのセンスはもちろん発揮されていて、調理の腕もさることながら彩色豊かな前菜や美しい盛り付け、吟味された素材の選定がこの空間と相乗効果をもたらせています。

素敵な仲間と居心地良い空間で美味しい料理を堪能させていただきました。




2017/11/27(Mon) 610キッチン萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



先日『海田西町の家』の現場打ち合わせに向かう道中、ランチで立ち寄ったのは北栄町にある『610キッチン』。

元々縫製工場だった建物をカフェとしてリノベーションされたそうですが、住宅地の中にひっそりと佇む立地に辿り着くには事前のリサーチが必要です。(私も近隣グルグルと迷う…)

外観はほとんど手を掛けず、こじんまりとした看板があるのみで、縫製工場の面影を残しつつ内部は鉄骨構造を表したシンプルなしつらえ。
ガランと冷たい雰囲気になりそうな空間を無垢板の内装とセンスあるディスプレイで、無機質さと手作り感の振幅をバランスよく纏めている印象です。

判りにくい立地、かつ遅めのランチにも関わらず店内がそれなりに賑わっているのは、なにかしら拘りがあるものですが、オーダーした『610バーガーセット(¥1,080-)』を食して納得。

メニューを見たときは「バーガー¥1,000-以上って、高っ。」と内心思いましたが、濃厚で風味豊かなビーフ100%のパテと自家製天然酵母のバンズに感激。
セットのスープや粗くカットされたポテト、ピクルスも手抜かりなく美味しくいただきました。

これだけクオリティの高いバーガーが専門店でなく1商品としてラインアップされていることに、この店のポテンシャルの高さが窺われます。

次回は早めの時間に来訪して数量限定ランチと自家焙煎されているという珈琲をいただいてみたいですね。


610キッチンfacebook:https://www.facebook.com/610kitchen/




2017/11/09(Thu) 家具見学萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



先日は『海田西町の家』のクライアントと一緒に家具工房へ見学に行ってまいりました。

赴いたのは1枚板から板接ぎまで天然の無垢板をオーダーで製作される境港市、『ADACHI SHOUTEN』。

代表者の足立さんがうちのホームページを見て事務所まで訪れて下さったのをきっかけにこのたびの話が進んでいきましたが、木の生命力・優しさを活かしながら品質の高い家具を製作される方が近くで事業されることは我々としてもうれしい限りです。

足立さんが特に拘っているのが大径木を使った1枚板のテーブル。
展示されている樹齢100〜200年のテーブルラインナップを見ただけで、その重厚感と美しい木目に圧倒されました。

感心するのは素材の良さだけではなく、含水率の管理や塗装の工夫、ガラスや樹脂を組み合わせる発想の柔軟さ、デザイン、削り出しの精度など、家具職人としての技術とセンスをいかんなく発揮されています。(価格も割とリーズナブル)

来年からは大山の杉やヒノキ、ブナの1枚板を使った『大山ブランド』を構想中とのこと。
樹齢200年近い大山杉は一般的に流通されてなく(国立公園だから…?)、目の詰まった柾目の美しさが魅力だそうです。

併せて展示スペース兼工房をうちの事務所近くに移転される予定があると聞いて、私のテンションも上がりっぱなし。
お菓子とコーヒー持って足繁く工房に出入りする私の姿が容易に想像されます…。


ADACHI SHOUTEN ホームページ:https://www.adachi-shouten.com/




2017/10/31(Tue) 『海田西町の家』 屋根瓦萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



倉吉市、『海田西町の家』では屋根瓦工事が完了いたしました。

庭に面した南面のプランは雁行型配置とすることでアプローチ側からの屋根の重なりを魅せるとともに、室内は庭への眺望と対角線に伸びる視界の広がりを確保しています。

緩勾配に葺いた屋根瓦は『三州いぶし瓦』を使用。

山陰で多く使われる石州瓦は釉薬を塗ることで表面にガラス質の塗膜を作り、ツヤがあるのが特徴ですが、三河地方でよく使われるいぶし瓦は焼成したあとに空気を完全に遮断、いわゆる“燻製”にすることで表面に炭素膜を作りツヤのないマットな表情になるのが特徴。

雨や薄曇りのときは鼠色に、太陽光を受けるとほのかなシルバーの光沢が落ち着いた表情を造り、経年によって色ムラが出てきてより味わい深くなるのが魅力です。

反面、表面に炭素膜が付いているので指紋が付きやすく、搬入や敷設作業ではデリケートに扱う必要があることに加えて、このたびは軒先・袖とも『一文字葺き』というかなりの職人技術を要する施工法を採用。

瓦の重ね部分はどうしても若干のズレ(1〜2mmくらい)が出来るのでそれを隠すための万十(蓋のようなもの)が付いているのが一般的ですが、それがない一文字瓦はズレを補正するために鏨(たがね)と呼ばれる道具を使って職人さんが瓦を削りながら左右・下端をピシッと揃えるという手間暇が掛かる工法です。(当然コストも…)

それだけにこのシンプルな屋根のエッジが強調されて凛とした表情を造り出している全景を見ると感慨深く、職人さんのご苦労とこの工法を採用していただいたクライアントのご判断に感謝する次第です。




2017/10/17(Tue) 瓦食器萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



日頃お付き合いのある瓦業者さんが紹介してくださった、普段は屋根材として使う瓦を食器として商品化した『瓦食器』。
独特の重厚感と鈍い光沢を放つこの商品を見て、私の“ホシイホシイ病”が発症してしまいそうです…。

これを開発しているのは島根県浜田市にある『亀谷窯業』。
伝統的な来待瓦や独自の風合いを持つ敷瓦を扱っていることで知られていますが、近年ではその技術を活かしてタイルや食器など幅広く開発されているそうで、益田市にある芸術文化センター『グラントワ』や昨年改修工事された『米子市公会堂』の外壁材も、この会社の特注品として焼かれたものです。

1300℃の高温焼成に耐えられる石見地方の粘土は耐久性もさることながら塩分にも強く、天然の来待釉を施すことで汚れや焦げが付きにくくなると云うので、食器としての実用は充分兼ね備えていますね。
この特性を活かして食器を作るアイデアとセンスには頭が下がります。

食器としては価格帯もリーズナブルでオンラインストアでも人気があるというのも頷けます。(瓦としてみると高いけど…)

オンラインストア:http://shopping.c-syoku.com/kamedani/kamedani.html




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