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萬井 博行 よろい環境計画事務所

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2015/04/15(Wed) 蕎麦 『東風』萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



本日は松江『横浜町の家』に立ち寄った際、以前から気になっていた雑賀町にある蕎麦屋、『東風(こち)』で昼食をとりました。
10席ほどの店内は、蕎麦好きの口コミでいつも満席だそうです。

毎朝作られる蕎麦は、石臼で挽かれた“挽きぐるみ”で、十割と二八が選べるそう。
今日はのど越し重視で二八を選択しましたが、それでも驚くほどコシが強くて、噛むとフワッと新鮮な蕎麦の香りが広がりました。
香りと食感を重視には“十割”がお勧めですが、最初は蕎麦汁を付けずにそのままか、薬味のねぎと一緒に食べるくらいがこの薫り高さを楽しめるでしょうね。

蕎麦汁は醤油の風味が強く、他メニューの天ぷらとも相性が良さそうです。
ご自身で焼かれたという味わいある器や珍しいくろもじ茶なども総合的なこだわりを感じます。

一緒に頼んだ『鴨ごはん』は、仁多米の白米の上に炊き込んだ鴨肉とねぎをあしらったもの。
シンプルなだけにまったく臭みのない濃厚な鴨肉と仁多米の甘みが際立っていて、蕎麦との組み合わせも程よくいただけました。

1年前くらいに開店されたそうで雰囲気のあるお店ですが、このクオリティと人気を考えるといずれもう少し客席のある店に変わられるのだろうな、と余計な予想をしております。




2015/04/09(Thu) カフェ食堂 ろあじ萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



本日のランチは野菜が多く採れることで女性に人気の、米子市両三柳にある『カフェ食堂 ろあじ』に立ち寄りました。
幹線道路から入り込んだ判りずらい場所にもかかわらず、30席ほどある店内はいつも満席だそうです。(男性は私ひとりでした…)

“カフェ”を冠するように内装はわりとライトなしつらえですが、料理はカフェの域を超えたクオリティと品数の多さ。

本日は『ろあじランチ(日替わりランチ)』をオーダー。
ご飯とスープ、サラダ、肉料理、魚料理、煮物、漬物、とそれぞれ違う器に盛られて、彩りも豊かな構成。
調理も炒め物、揚げ物とバリエーションが多くて味の変化が楽しめます。

面白かったのは白身魚のフライの衣を玉ねぎのスライスで作っていたこと。
熱を通した玉ねぎの風味とカリッとした食感が白身魚のクセを補っているようでした。

これだけの品目ですので、オーダーから料理提供まで約20分くらい。
女性好みということもありますが、近くのビジネスマンの休憩時間内ではちょっと厳しいことを考えますと、時間にゆとりあるおばさま方に囲まれてしまうのは致し方ない、と思わざるえないでしょうか…。

食後の自家製抹茶プリンも甘み控えめで美味しくいただきました。




2015/04/06(Mon) 『新開の家』 化粧梁萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



本日は2週間後に棟上げを控えた『新開の家』に使用する梁材が乾燥機から出てきたとのことで、プレカット工場へ見学に赴きました。

平屋建てのこの住宅では、大きく分けた西側ゾーン(駐車場・収納・ウェットエリア)と東側ゾーン(和室、台所・食堂・居間、寝室、子供室)の境界を廊下で分節するのではなく、玄関ホールを幅広くとってプラン南北に貫通させ、プライベート空間としても多目的に使われるようなイメージを持たせています。

玄関ホールと台所、食堂、居間は、水平に表れる化粧梁の区画で空間の用途を規定しているような、連続性のある流動的な空間。
それだけにこの見えがかりとなる化粧梁の精度は重要で、以前から気がかりなところでした。

梁せい(高さ)の寸法は、主にスパン(柱間の長さ)で決まりますが、2間(約4m)飛ばすと曲げ応力に強いヒノキでも300mm以上の梁せいがほしいところ。
経験的に梁せい300mm以上の化粧材になると長材や程度(節など)がなかなか安定しませんので(値段も安定しない…)、このたびは梁せい270mmで統一するようスパンをコントロールしています。

この梁材の産地は鳥取県若桜町のヒノキ材。
鳥取県はどちらかといえば杉の植林が多いので、それだけに県内産ヒノキは希少と云えますが、並べられた材は節が少なく目が詰まっていて、肌目も美しい良材でした。

打ち合わせはこの梁から照明器具を表すための配線溝と、差し鴨居(構造梁を鴨居とする仕様)をするための建具溝の位置などを検討。
特に3枚建ての建具が入る差し鴨居は、見込み36mmの框戸を並べるとクリアランス入れてほぼ梁幅いっぱいになるため通常の溝では加工が不可能。
建具上部センターに10mmの堅木芯材を差し込んで差し鴨居は16mmほどの細めの溝を掘ることで対応しました。
6mmクリアランスは若干大きめなのですが、梁材の収縮を加味して段々ほど良くなってくるのでは、と踏んでいます。

これから大工の棟梁は方形屋根の隅木とそれらが取り合う桁材の手加工に入るところ。(複雑でコンピューター入力が出来ないそう…)
難易度が高い架構計画に恨みを抱かないでくださいませ…。




2015/04/01(Wed) 『溝口の家』 再提案萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



「縁側から望める庭を設けたい。」との意向で、先日再提案した『溝口の家』。
1階の必要面積からすればスペース的にかなり難しいプランニングでしたが、なんとか納めることが出来ました。

既存母屋を解体して建て替えるこの計画。
それなりの敷地面積ではありますが、既存離れを残すことで敷地形状が矩形でないので、いかにプラン動線が間延びしないかが重要でした。

車庫をビルドインにして、サブホールを介してプラン中心部である共用ゾーン(居間・食堂)に導入することで各プライベート空間への動線をコンパクト化。
そのことにより本玄関から入る客動線との交錯を避けた、スッキリと区画したゾーニングにしています。

車庫の屋根を門の上部まで延ばすことで、“奥行き感”と屋根ラインの“軽快感”を演出。
門から玄関までの屋根も一体化して雨に濡れないようにアプローチできるしつらえとしています。

このたびは同じプランで2つの屋根形状を提案。
1階と2階の屋根を分けてそれぞれの重なりのバランスを図った『切妻屋根案』(写真上)と、1階屋根が2階まで1枚の屋根で包み込む『大屋根案』(写真下)を造りました。
切妻屋根案が繊細な表情で、大屋根案がおおらかでダイナミック、というところでしょうか。(大雑把に云えば…)

施主と協議して切妻屋根案の採用となりましたが、大屋根とする場合はもう少し敷地のゆとりと前面道路から望める“引き”がほしいところですね。




2015/03/30(Mon) カフェ 『PARADE(パラード)』萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



最近は花粉症にも関わらずスパイスの香り強い、昭和町の隠れ家的カフェ『PARADE(パラード)』のカレーにハマっています。(今のところ週1ペース)

元々バレー教室だったというこのカフェの佇まいは、リサーチしても路地を間違えるくらい、住宅地の中へ自然に溶け込んでいます。(看板小っちゃいし…)

元バレー教室らしく、おそらく壁一面に鏡があったであろう目線に入る窓はなく、ハイサイドからの採光が古い木の床材に当たって静穏な空気感を漂わせています。
周囲が住宅街の喧騒地であるだけにこのコントラストは見事ですね。

席数も床面積の割にかなり少なく、カフェとして居心地の良さへの追及にこだわりを感じます。

カレーの具材は基本的に魚介類と肉類の2種類のみで、内容は定期的に変わるようです。
何度かいただいた印象では、魚介が比較的あっさりとスープのような感覚で、肉類はコクがあるけど後を引かない食べやすさ。
クミンやカルダモンのスパイスがそのまま入っていて、かすかな苦味と強い清涼感が特徴。
どちらも食べられる2種類のカレーセットは両方の味の違いが楽しめてお勧めです。

先日は魚介のカレーがなかったので、肉類の『キーマカレー』をオーダー。
ひき肉のコクとさっぱりした香辛料が絶妙の組み合わせ。
カレーを引き立てるターメリックライスの香りと程よく芯を残したご飯の硬さも私の好みです。

ご主人が淹れる珈琲も拘りあるようで、比較的酸味が強めですが軽くはない不思議なバランス。
カレーの食後や、自家製のスコーン・ケーキに合うような風味の豆を選ばれているのでしょうね。




2015/03/25(Wed) 『横浜町の家』 アプローチ萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



松江市、『横浜町の家』では敷地奥に位置する実家へのアクセスのため、新たに門と駐車場、木塀、アプローチ空間を設計いたしました。

江戸時代の区割りを残すこの街区での間口は狭く、アプローチとして使える空間は約1.4mの幅員。

アプローチの両側は塀と駐車場のボリュームが立ち上がるので、約15mもあるこのアプローチ空間が暗さや圧迫感を感じないように、且つどのようにしつらえるのか、頭を悩ましたところです。
目線と揃う両壁素材は無垢の木材を使用し、壁側と木塀側の仕様(貼り方)を変えることで、長いアプローチが単調にならないよう意図しています。

駐車場壁は上部を漆喰塗りにして、そこから反射・散光した自然光がアプローチ空間にしっとりとした光を落とすようなイメージ。
腰壁を『押縁下見板張り』という、板材を下から重ねていくように葺くことで雨水の切れを良くし、木材腐食の可能性を低減する伝統的な工法を採用しています。
位置的に目線が近くなることと、門のスケールと同調させるために、板の割付巾を小さめにして繊細な表情を出しています。

アプローチ通路脇には30cmの植栽ゾーンを設けて、床と基礎の立ち上がりは『豆砂利洗い出し』としたもの。
縁石と踏み石に柔らかい凝灰質砂岩の『来待石』を使い、土を混入させたモルタルを用いてセメントの風合いをなるべく消すことで優しい表情になるようなテクスチャーにしています。
いろいろ提案してくださった造園家の方には感謝しています。

車庫の軒下に差し込むように納めた銅板葺きの門は、床から軒先まで1.92mという“ヒューマンスケール”な高さ。
限られた実家の前庭スペースは、絞られたアプローチ空間と低い門の軒を通ることで、眼前が開放されたように広く感じる“身体的ギャップ”の効果も図っています。

実はこの門の建具は電子錠を使った“ハイテク仕様”。
建具の中に配線を通すことで無骨になりがちな格子戸を繊細に保てるよう納めてくださった電気・建具屋さんのご苦労にも頭が下がる思いです。




2015/03/23(Mon) 『横浜町の家』 木塀萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



昨年完成した松江市『横浜町の家』では、ご両親が所有される隣地との境界に木塀をしつらえました。

この塀は玄関脇の坪庭の塀も兼ねているので、目隠しの用途を持たせつつ、庭木のために風通しの機能もある、伝統的な『大和塀』を採用。

目線を防ぎながらあまり圧迫感を感じないくらい、かつ建物の梁と木塀の間からサラッと枝木が望めて来客の目を楽しませるくらいの高さ(1.7m)を設定しました。

板材をそれぞれ千鳥に(交互に)貼ることでリズミカルな表情が出ることと、 板材同士がくっついていないので湿気乾燥による木の伸縮を妨げない効果がある優れた工法。
ただ構造・板材など全面化粧仕上げになりますから、材料費が一般的な木塀より高価になるのは致しかたないところですね…。

構造がそのまま表れる仕様なので、柱のピッチや板材の幅・厚み、重ね代はいくつかシュミレーションを検討しました。

一般的な大和塀は縦の板材のみのスタンダードなデザインですが、意匠的に少し変化と軽快感が出るように、笠木の下に30×30の細い水平ライン(横材)を設置。
普通に柱間で使うと“たわみ”が出る断面寸法ですが、45度に振ることで軽快さを保ちながらたわみを防いでいます。

水切りと揃えた笠木の銅板も、くすんだ良い色合いになりつつあります。




2015/03/17(Tue) 和風カフェ 『香豊堂』萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



先日鳥取市で打ち合わせの際、昼食に立ち寄ったのは千代水にある和風カフェ、『香豊堂』。
手作りランチが美味しいと評判のお店です。

国道29号線からほど近く、大きな店舗やオフィスビルに囲まれた中にポツンと佇むような古い民家のしつらえは、周囲が雑然としているだけにそのコントラストが印象的。

内部は柱・梁、土間をそのまま表して、民芸の調度品でディスプレイした落ち着いた空間。
一人でしたので天井の低い土間のカウンターで食事しました。

先日のチョイスは『ハンバーグランチ(¥700-)』。
ご飯は玄米か白米が選べて、スープは日替わりで変わるそうです。

ハンバーグは新鮮な肉質はさることながら、肉の風味を抑えて、煮込まれた野菜の甘みが充分に出たドミグラスソースが特徴的。
量はほどほどですが、全体に“家庭的な”やさしい味付けの印象です。

サイフォンで淹れたコーヒーもすっきりとした飲み口。
萩焼のカップもこの空間と良く合っていますね。

再度訪れた際には、お店自慢の手作りケーキも堪能したいものです。


香豊堂facebook:https://www.facebook.com/wakuwakukahodo




2015/03/13(Fri) 小島基と戦後鳥取の産業工芸萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



昨日は構造打ち合わせと以前設計したクリニックの点検のため、鳥取市に赴きました。

結構タイトなスケジュールの合間を縫って、県立博物館で催されている、『知られざるプロダクトデザイナー小島基と戦後鳥取の産業工芸』を鑑賞。
あらためて戦後鳥取の工芸レベルの高さを確認いたしました。

小島さんは鳥取県工業試験場の“デザイン技師”という役職。
県職員がデザイナーとして作品を作ることなど現代では想像できませんが、当時は欧米の椅子の生活を取り入れるため、鳥取県を木工産業の拠点となるよう国の方針として推進していた、という背景から小島さんのような方が活躍されていたそうです。(そういう意味では羨ましい時代…)

1950年前後のヨーロッパや日本の有名デザイナーの家具と小島さんの作品を同時に並べている“インスタレーション”的な展示。
その時代背景に対する鳥取の木工産業が担った歴史の比較と、小島さんの作風の変化とセンスの良さが良く分かる面白い内容でした。

成型合板の技術が欧米から入ってきた時代は、造形の自由度と量産できることで家具の普及が広がった反面、仕口や曲げ木の職人技はその前時代のほうが魅力的で、和と洋が混在する生活スタイルの模索を垣間見ることができました。

小島さんが造られた直線的な椅子(写真)の脚は、振れを防ぐ横桟がなくて座面に差し込むだけ、というシンプルながら綿密に計算された断面寸法と仕口が特徴。
現在のような乾燥技術もない時代に、50年以上たっても精巧で狂いのない仕口になっているのは、それだけ良材かつ長期の天然乾燥が出来ていたからで、そのストックが許されるほどの仕事量があったとも云えますね。

そういう“ものづくり”大切にしてきた鳥取県の職人さんとメンタリティが失われつつあるのは、時代の流れとはいえ、いち設計士としてもとても寂しい限りです。




2015/03/05(Thu) 菜食cafe 『はなあみ』萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



花粉症の時季になってきた最近は、鼻炎に反応する塩分・糖分・脂分をなるべく採らないようにしていますが、昨日ランチに訪れた米子市福市にあるカフェ『はなあみ』は理想的な食事でした。

『マクロビオティック』を薦めるこのお店、野菜を中心とした食材で、肉や過度な調味料を控えて、素材そのものが持つ風味や食感を前面に出し、それぞれの“補完性”で構成していく、というイメージ。
どうしても薄味になるのは当然で、調味料の濃い味に馴れてしまった舌ではかなり物足りなく感じるでしょうね。

ランチメニューは定食のみですが、旬の野菜を採り入れながら時季によって変えていくようです。

昨日は有機野菜サラダと豆の煮もの、大根と昆布の酢のもの、ホウレン草の梅肉あえ、カボチャのコロッケ、玄米おにぎりに味噌汁、という組み合わせ。

なるべく鮮度の良い提供を心がけているようで、注文を受けてから下ごしらえを始めますから時間に余裕のない方にはそもそも不向きです…(待ち時間30分くらい)。

口に入れた瞬間は薄い味付けの印象が強かったのですが、食材が新鮮なだけあって噛めば噛むほどじんわりほのかな甘みや苦味が後味として追いかけてきます。
充分咀嚼するので、量が少なくてもそれなりにお腹は満たされる効果もあるようです。

私が訪れた中でもベストな“隠れ家度”を誇るお店ですが、高台に面した視界が広がるロケーションは、密集した住宅街の中だけあってそのギャップが見事で、時間がゆっくり流れているような店のつくりにもセンスが感じられました。

はなあみ:http://nanahanaami.tumblr.com/




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