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萬井 博行 よろい環境計画事務所

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2015/01/30(Fri) 蕎麦 『大吉』萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



昨日は新たに始める住宅計画の敷地確認ため、米子市崎津方面へ。
昼時でしたので、以前から訪れてみたかった近くの蕎麦屋、『大吉』で昼食をとりました。

飲食店の立地としてはありえない住宅地の中で営んでいるこの店。
メイン道路からの案内看板もなく、事前リサーチなしではかなり迷われることでしょう。

蕎麦の評価もさることながら評判が良いのは、蕎麦掻きやだし巻き卵、握りずしといったメニュー。
店主は長年料亭の料理長を務められてからこの店を開かれたようですので、その技術の高さは確かなようです。
昨日はそれらすべてがそろった、『蕎麦定食(¥2,100-)』をオーダーしました。(昼としてはちょっと贅沢…)

蕎麦は伝統的な出雲そばで、かなりコシが強く、出雲地方に比べると細切りなのが特徴。
17年も継ぎ足しているという蕎麦汁は出汁よりやや醤油が強め、という関東圏に近いイメージで、蕎麦と汁どちらが勝つこともなく相性がとても自然。
風味、というより歯ごたえとのど越しの良さが印象的で、毎日食べても飽きないような“安心できる味”ですね。

反面驚いたのがエビの握りずしと蕎麦掻き。
伊勢から取り寄せているというエビは甘みと弾力が強くて、シャリも程よい酢加減と硬さ。
蕎麦掻きは出汁の中に入っていて、ムース状のようにフワッとした食感で口の中に入れると蕎麦の風味が広がる、まさに料亭の一品みたいな上品さです。

普段使いであれば蕎麦のみ、会食であれば蕎麦定食、と使い分けられるのも良いですね。(道に迷わなければ…)




2015/01/28(Wed) こうぼぱん屋 ことりこ萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



昨日は構造打ち合わせで鳥取市に赴いてまいりました。

帰りに立ち寄ったのは湖山、湖陵高校近くにあるパン屋、『こうぼぱん屋 ことりこ』。
自家製の天然酵母と国産小麦、塩や砂糖にもこだわりをもつお店のようです。

こじんまりとした店内は、3人入ればいっぱいになるほどの大きさ。
女性の店主お一人で切り盛りされているようで、発酵・熟成と販売を一日おきにされているので、店が開いているのは週2、3日ほどでしょうか。

小ぶりなガラスケースの中に12〜13種類くらいのパンが並んでいますが、12:00の開店から2時間ほどで売り切れてしまうほどですので、その“レア度”の高さはなかなかのもの。(実販売週6時間…)
昨日は13:00前くらいに伺いましたが、すでに売り切れ間際でした。(写真の通り)

油脂を使用していないという生地はどっしりと重量があって、小麦の力強い風味ともっちりとした食感が楽しめます。
ベースが確かなので、チョコやレーズン、クリームチーズと合わせても風味を損なうことなく素材の良さを引き立ててくれますね。
天然酵母パンの中でも良心的な価格設定ではないでしょうか。

無理のない範疇でこだわり続けてほしいものです。

【こうぼぱん屋 ことりこHP:http://cotorico.moo.jp/index.html




2015/01/26(Mon) カフェランチ 『喫茶室ツバメ』萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



最近は少食になったせいか、静かに過ごしたいのか判りませんが、カフェランチをすることが多くなりました。

昨日の松江打ち合わせの際、立ち寄ったのは末次本町カラコロ広場近くにある『喫茶室ツバメ』。
『クラフト+食めぐり 山陰旅行』という本に掲載されています。

1階の雑貨屋の奥にある階段を登った、2階の10席程度のこじんまりとした店内で、ランチも10食限定と、一人で対応出来るような範囲でされているようです。

昨日のランチ(¥850-)は、じゃがいもとかぼちゃのサラダ、にんじんポタージュ、漬物、ロールキャベツをワンプレートに納めていて、ご飯とドリンクが付いたもの。
一見“普通”のビジュアルのようですが、野菜の自然な色調を損なわず、濃い旨みが後味として追いかけてくるような調理は意外と手間暇が掛かっていると思われ、10食くらいが程よいのだろうな、と納得。

追加したデザートの『黒蜜ときな粉の豆乳プリン(¥200-UP)』も、自然な甘み、もっちりとした食感とさっぱりとした後味が好印象。
コーヒーは同じ松江の『松浦珈琲』を使用されているようで、豆の良さを活かした雑味のない淹れ方もこだわりを感じます。

“技”を魅せないさりげない料理と空間づくりが居心地の良さにつながるのでしょうね。

気に入った本を持ってのんびりした午後を過ごすのに最適でしょうか。




2015/01/16(Fri) 温泉津焼 椿窯のカップ萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



昨日は米子天満屋で催されている『山陰民窯展』へ赴いてまいりました。

山陰の有名な窯元がそろった年に1回のこの催し。
いつも目移りしてしまって、「あれ買っておけばよかった…。」と期間終了後に後悔を繰り返していましたが、今年は以前から欲しかった島根県温泉津(ゆのつ)町、『椿窯』のコーヒーカップを購入しました。(けっこうお高い…)

耐火性の高い土と釉薬に適した温泉津長石が算出する温泉津では、傾斜地を利用した全国最大級の登り窯があり、陶芸家『河井寛次郎』さんの指導を受けた3つの窯元が狭いエリアの中で存在します。

椿窯の陶器を見ていつも感心するのが、その“薄さ”。
島根県東部の陶器は比較的柔らかな陶土が多いのに対して、鉄分が少ない石見地方の陶土は半磁器のような硬質な質感で、指ではじくと“キンッ”と金属音のように響くのが特徴で、口縁が薄くなることで口の当たりが自然になって、コーヒーがスッと喉に入ってきます。

硬い土なので高台(底の部分)を絞ることが出来て、エレガントな印象も与えます。
それでいて温かみと素朴さ、上品さを兼ね備えているような、均整のとれたフォルムが良いですね。

たいがい硬質な陶器は発色が鈍いものですが、辰砂釉(紅色)をつかったこのカップは鮮やかで深みのある色をしているのが不思議なところ。

トレードマークの椿の絵柄も慎ましくて気に入っております。




2015/01/09(Fri) 喜魚料理 藤吉郎萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



あけましておめでとうございます。

昨日は『目久美町の家』のクライアントが『直会(なおらい)』を催してくださいました。
直会とは祭祀のため行った斎戒を解き、平常に直る(復る)という意味で、神霊や霊魂の供養や、労をねぎらうために行うものだそうです。

場所は米子市法勝寺町にある『喜魚料理 藤吉郎』。
駅前から移転して最近再オープンした、新鮮なお魚が食べられることで知られている和食居酒屋です。

江戸時代の区画を残した3間(約6M)くらいの狭い間口と奥に長細い敷地を利用した店造り。
1階は“通り土間”のようなアプローチから、厨房、少人数向けの客室をしつらえ、平面の中心部に階段を配置して2階は両側に大人数向けの広い空間を確保しています。
細長いスペースを活かして視界を伸ばすことで奥行き感を出し、程よく囲まれた空間で居心地の良さを演出している1階のプランニングはよく練られていますね。(2階はちょっとオープンすぎる…)

料理は先付、そば粥、お造り、天ぷら、椀物、おむすび、等々。
お造りの鮮度の良さはもちろんのこと、そば粥や椀物も創意工夫をこらしていて上品な味付けでした。(酔っていて写真撮り忘れ…)

新年会と昔から馴染みのあるファンが重なったためか、店内は少し騒がしかったのですが、本来は目立たない場所で“隠れ家的”にゆっくり食事が出来るお勧めのお店です。




2014/12/31(Wed) 目久美町の家 火入れ式萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



先日は完成した『目久美町の家』で、『火入れ式』(設置した薪ストーブに初めて火をつけること)を行いました。

1階が土間から居間、台所、食堂とワンフロアになっていて、土間の吹抜けを介してフリースペース、寝室、ロフトと繋がっているこの住宅の暖房は、居住スペースのほとんどをこの1台でまかなえるような“薪ストーブありき”の平面・断面計画。

柱や梁を表して、ダイナミックな構造体と配列美の表現が活きるのは、細かく部屋を区切ることなくお互いの空間が連動したような繋がりある内部空間が出来るからで、その手助けをしてくれる暖房器具とも云えますね。

2階の床は450ピッチの小梁の上に厚板30ミリの智頭杉の幅広板を張ったもの。
その材は1階の天井材でもあるので、電気設備の配線は梁の上部に配線溝ルートを計画して、プレカット時に加工するような段取りにしました。(ミスしたら取り返しつかないことに…)

2階のフリースペース(写真)では吹抜けからのストーブの暖気と、床材が蓄熱して、ほんのりとした“床暖房”のような優しい暖かさ。
上部から落ちるハイサイドライトの柔らかな自然光と、デスク窓から望める神社の森の景観も、木に囲まれたこの空間の居心地を引き立ててくれるようでした。


今年も不定期で拙いブログを読んでいただき、有難うございました。
また来年も気の向くままに更新いたしますので、宜しくお願いいたします。




2014/12/25(Thu) ひるぜん焼きそば萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



先日はまだ雪が残る湯原温泉〜蒜山高原へ。
昼食はB級グルメ日本一にも輝いたことのある『ひるぜん焼きそば』をいただきました。
蒜山名物のジンギスカンのタレを使うのが特徴で、ニンニク・玉ネギ・リンゴ等の様々な材料や調味料を調合して作った味噌だれに、親鶏のかしわ肉とキャベツを入れるのが基本だそうです。
蒜山エリアの中でも10か所が認定店になっていて、独自の味噌だれを作ることでそれぞれ特徴が異なっています。
私が好きな3店舗をご紹介。

□悠悠(ゆうゆう)
店の外まで行列が出来るほどの人気店。先日はこちらで食しました(写真のもの)。他店はメニューの一つにひるぜん焼きそばを位置づけているのに対してこちらはほぼ焼きそば一本で押しているこだわりの店。日本名水100選に選ばれている『塩釜冷泉』を使っているそうです。タレは味噌の風味が抑え気味で、ニンニクとフルーツの香りがやや強めなのであっさりとした印象ですが、具材の新鮮さを活かした炎のコントロールが素晴らしく、野菜はシャキッと、鶏肉はジューシーさを残しつつ、もっちりとした麺とタレの相性は抜群です。

□蒜山本格手打うどん やす坊
こちらもピーク時には店の外まで並ぶのが通常の人気店。メインのうどんも美味しくてお勧めですが、ひるぜん焼きそばは客の半数くらいオーダーされているように見受けらます。店内で作られているおでんにつける味噌とうどんだしを使われているようで、甘辛くこってりとした印象ながら和のテイストを感じる奥深い風味。小さな鉄板の上でタレを少し焦がし気味に食べるとコリコリとした鶏肉と新鮮なキャベツが細めの麺と絡んで、よりもっちりとした食感が楽しめます。

□高原亭(こうげんてい)
創業30年以上という2代目が継いだ老舗。焼き肉がメインで、上記2店よりこってり・はっきりとした味付けです。20種類の野菜を使っている具材は同じ1人前でもかなりのボリューム。一般的にイメージされているひるぜん焼きそばに一番近いのかもしれませんね。鶏肉を使うのがひるぜん焼きそばの定義(ルール?)だそうですが、他メニューの蒜山ジャージー牛を使った『ホルモン焼きそば』のほうが、このこってりとした味噌だれに合うのではないかと思います。

グリーンシーズンのイメージが強い蒜山高原ですが、なにげにソリの名所として子供に喜ばれていますので、焼きそばとセットで訪れてみられてはいかがでしょうか。




2014/12/19(Fri) 『観音寺新町の家2』 計画案萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



閑静な街区の中に2方が道路と畑、2方が隣家に接している敷地の『観音寺新町の家2』(観音寺新町では2件目なので…)計画案。

『茶室を設けた平屋建て』、というクライアントの要望の元、道路や隣家からのプライバシーを守りつつ、庭へ開きながらその向こうに見える山々への眺望が同時に望めるようなプランニングを心がけました。

プランは駐車場エリア、フォーマルエリア(和室・茶室)、パブリックエリア(居間・食堂)、ウェットエリア(台所・浴室・WC)、プライベートエリア(寝室・子供室)と大きく5つのエリアで区分。
隣家へはプライバシーの影響が少ない 駐車場とウェットエリアを配置し、中庭に面したフォーマル、パブリック、プライベートエリアでは【内部空間〜中庭〜庭〜山々】という連続性を造り、プライバシーを保ちながら視界が山々まで広がるような配置を計画いたしました。

隣家が総2階建ての“垂直に伸びる”形状に対して、充分な引きがとれるこの敷地では、屋根のシルエットが“水平に伸びる”ような外観をイメージ。

屋根の軒先は高さを抑えて(地盤面から約2.1m)、その下を雨に濡れないようなアプローチは“絞られた”空間。
そこから片流れの大屋根に沿うように、玄関ホール〜パブリックエリアの流れは、空間と自然光のボリュームを少しづつ開放して前後空間の相対的な心理が影響する空間の繋がり(シークエンスとも云います)をもたらしています。

居間と食堂は開放感のある吹抜空間を造り、南側ハイサイド窓からは山々の眺望、西側のハイサイド窓からからは天井面を伝って夕日のオレンジが室内に取り込まれるよう想像。(はたしてうまくいくのか…?)

クライアントには大変お待たせして心苦しいばかりでしたがご満足いただけたようで、私としても今年最後になんとか提案できてホッとしている次第です。




2014/12/12(Fri) 『溝口の家』 計画案萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



江戸時代の国境を示したといわれる伯耆街道に敷地が面する『溝口の家』。
現在お住いの住居の一部(離れ)を残して建て替えする計画です。

昔を偲ばせる水路や路地、赤瓦の建物が多く残っているこの町並みの景観と調和するよう、それに準じたシンプルな形態と重心の低い安定感のある大屋根をイメージ。

プランは1階が駐車場と客間、主な生活ゾーン、2階がプライベートゾーンとして区分け。
離れと生活動線との連携を図りながら、生活ゾーンへの充分な採光の確保は熟慮したところです。

外壁は鎧下見張りと漆喰塗り、屋根は来待瓦と伝統的な工法を想定。

淡い赤褐色の来待瓦は来待石を粉砕した釉薬と高温生成による独特の色ムラが深みのある表情を作り出し、この町並みに溶け込んでくれるのでは、と期待しています。

しかしながら条件上敷地いっぱいにならざるを得ないことによる施工の難易度は高く、工務店のご苦労が目に浮かぶことが心苦しいところです…。




2014/12/08(Mon) 『米原の家』 模型萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



設計は進んでいますが、手間が取れずになかなか模型を作られずにいたRC(鉄筋コンクリート)造の『米原の家』。
中庭と屋上テラス面積を増やして、よりシンプルな外観になるような要望を受けての変更案です。

前案は塀、駐車場ゾーン、住居ゾーンの異なる3つのボリュームをズラしながら、道路側から重ねるように配することでボリューム感を和らげる意図がありましたが、このたびの外観は完全な“直方体”。
コンクリートのパネル割りに合わせた最高高さ6.3mという、とても2階建には見えない極小スケールは、外観の伸びやかさと無駄のない緊張感のある空間を感覚的に感じられるようなイメージを持たせています。

単純な箱型の中に2つの中庭と屋上庭園を配置することで、2世帯住宅の明快なゾーニング、採光・通風の確保、内部空間の広がりを確保。
南側に面した大通りの視線や騒音、熱量をコンクリート壁が緩衝し、内部は中庭から散光した穏やかな自然光が大開口部から入り込むよう計画しています。

外部仕上げ材はコンクリート打ち放しと焼杉板の2種類のみで構成。
焼杉と仕上げをしない打ち放しとでは通常段差が出来るところを“面一(フラットなこと)”な納まりになるよう構造、各デティールを検討しています。

極小スケールで挑んでいるため建具納まりや設備計画も逃げが無くかなりシビア。

そのスケールの中に身体的に心地良い空間と素材を模索していきたいものです。




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