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萬井 博行 よろい環境計画事務所

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2015/11/05(Thu) 『東出雲の家』 計画案萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



昨日提案した、『東出雲の家』計画案。
“家”とは名付けたものの自動車修理工場も兼ねているから、“併用住宅”の方が正確なのでしょうか。(タイトルに悩む…)

八雲村のほど近く、山の裾野に位置する台形型の不整形かつ高低差のある敷地。
それなりの敷地面積はあるのですが、土砂滑りのリスクによる影響や造成を少なく抑えるために、敷地境界線からなるべく離して配置計画をしました。

修理工場と住居のボリュームを分けて、工場は道路と平行に、住居は道路に対して45度振れている敷地境界線と平行に配置。
それによって最小限の造成と、工場と住居の分離が可能となって、プランの接合点でお互いの行き来が出来るようなプランニングを図っています。

山に囲まれた自然条件の厳しい環境に対しては屋根と外壁をガルバリューム鋼板で一体に包んだ“小屋”のようにシンプルな機能性を持たせたフォルムとして、妻側は深く屋根を張り出して、木の素材感と向こうの山林が抜けて見えるようなガラス面を組み合わせました。

45度に振ったお互いの棟の間に出来る三角形のスペースには中庭を配置して、人の手が入った志向性のある中庭の緑と、山林の力強い緑が一度に望めるよう開放しています。

天井高さが必要な工場の軒高さと平屋の住居の棟高さを揃えることと、外部から中庭への視界を遮るコンクリート塀によって、全体のボリュームに統一感を造り出す意図。

提案としてはともかく、要望されたスケールと予算とのギャップが予想されましたので、工場の面積を絞って今後の改善点とする方向となりました。

次回は分棟型ではなくて単棟型の提案になりますでしょうか。




2015/10/30(Fri) 徳平食堂萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



本日は構造判定適合検査申請のため、検査機関のある松江市に行ってまいりました。
昼食で立ち寄ったのは、おでんが美味しいと評判の中原町にある『徳平食堂』。
かなり鄙びた居酒屋の佇まいは60年を超える老舗だそうです。

松江市は『全国おでんサミット』が開かれるくらい、おでん専門店が多いのですが、元々は懐石料理のひとつとして豆腐を煮込んだことがおでんの始まりだと云われていて、かの松平不昧公が江戸や京都で流行っていたこの料理を持ち帰って広まったことに由来しているのだそうです。

本日いただいたのは店自慢の『おでん定食(¥650-)+牛すじ(¥250-)』。
さすが60年続いているだけあって濃厚な出汁の深みを感じさせる後味。
普通は昆布とカツオ中心に出汁をとりますが、それに加えて牛筋のコクと白味噌を加えた独特の甘みが特徴的です。(日本酒に良く合いそう。)

その他では意外にも『チャーシューメン(¥850-)』の完成度の高さに驚き。
あっさり豚骨ベースのスープとちぢれ麺はどこか懐かしさを感じさせ、じっくり煮込まれたチャーシューは老舗おでん屋の出汁がしみ込まれ、その上に表面をバーナーで炙って香ばしい風味までつける拘りようです。(落語家の『林家木久蔵』さんもお気に入りだそう…)

寒くなる冬場、近所にあったら通い詰めそうなお店ですね。




2015/10/20(Tue) 『新開の家』 外構工事萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



本日、米子『新開の家』では最終工程の造園工事が終了して、ガーデンライト位置の打ち合わせをしてまいりました。

約200坪の敷地に対して建築と植栽の配置とボリュームは、いろいろシュミレーションを繰り返して頭を悩ませたところ。

緩勾配の凛としたイメージを持つ方形屋根の清廉さを際立たせるように、前庭の大部分はコンクリート刷毛引きの“無空間”の表現。
コンクリート面の割れ防止のための入れる誘発目地は、約3mごとにピンコロ石を並べて、シンプルな表情を崩さない程度のアクセントを施しました。

広がりのある前庭に対して、ボーダー石の塀と樹木、低い軒によって囲まれた、“絞られた”アプローチ空間を造り出すことで、開放的な玄関ホールが相対的により体感できるような空間の連続性を意図しています。

植栽は隣家とのプライバシーを保つ意味合いと併せて、アプローチする側から樹木が重なり合うことで整然とした建築のフォルムに奥行き感と、動きのある樹木との対比によって静穏なイメージを与える重要な要素。
常緑と落葉、低木、苔類を織り交ぜながら、四季の移ろいを感じられるような美しい造園に仕立てていただきました。




2015/10/16(Fri) カフェ 『しろくろや』萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



本日は私の行きつけカフェ、米子市蚊屋にある『しろくろや』の企画で年に2回ほど行われる『チーズカフェ』という、本場イタリアやフランスの厳選された熟成チーズを楽しんでまいりました。

普段は手作りベーグルサンドやケーキがいただけて、味もさることながら店内の落ち着き具合、地元作家の雑貨など、ディスプレイのセンスは女性に好まれています。(私以外の男性はほとんど見たことがない…)

本日のチーズカフェは“チーズプロフェッショナル”という資格を持つ、オーナーの友人が来られてチーズ検定と併せて行うというもの。(私は食べるだけ…)
7種類の熟成チーズをいただきましたが、どれも濃厚で、言葉では云い伝えられないほど強烈な風味と何段階かに感じられる後味の変化に驚かされました。

このたびはチーズの王様といわれる、イタリア政府の保護を受けた、1,000年以上の歴史をもつ『パルミジャーノ・レッジャーノ』がテーマ。
日本では粉チーズで使われる『パルメザンチーズ』という名称と同じものですが、本日いただいたものは全く別物と感じる上品な風味でした。(写真の白いチーズ)

チーズはおおよそ1年以上熟成させるのが普通で、熟成期間が浅めのものは白ワインやスパークリングワイン、熟成期間が深いものは赤ワインがよく合うそうです。

結構な濃厚チーズの量をいただきましたが、その後まったくもたれることがなかったは、添加物が入っていない伝統的な製法で作られた純粋な食品だからなのですね。


しろくろやブログ:http://sirokuroya.exblog.jp/




2015/10/14(Wed) ホームページ更新萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



このたびの更新も長いスパンが開いてしまったうちのホームページ。
プロジェクトも多くなってきましたし、そろそろデザインのモデルチェンジするかな、と思いながら2年ほど経過しています…。

ともあれ、米子『目久美町の家』と、松江『横浜町の家』の2物件を掲載する運びとなりました。
ご協力いただいたクライアント、関係者さま、どうも有難うございました。

宜しければご覧くださいませ。


『目久美町の家』:http://yoroi.info/megumicho.html

『横浜町の家』 :http://yoroi.info/yokohamacho.html




2015/10/01(Thu) うどん 『たかのり』萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



本日の昼食で立ち寄ったのは、米子市博労町にある手打ちうどん屋、『たかのり』。
ここの『カレーうどん(¥550-)』は、これまで食べてきた私の外食の中で最もオーダーしてきたメニューでしょうか。(『とんきん』の『ドライカレー』と双璧…)

下町の情緒残る“昭和のお店”らしい佇まいと、家族経営されているアットホームな雰囲気はいつ行っても居心地良いものです。

讃岐で修行されたご主人が開店された30年前当時は、まだ米子にうどん文化が根付いていなくて、コシの強い“讃岐スタイル”がなかなか受け入れられなかったそう。
関西風の出汁がベースで、のど越しとコシの強さを程よく調整とりながら、家庭的過ぎず、かしこまり過ぎない絶妙なバランス、というイメージです。

一般的なカレーうどんは、出汁とカレーを混ぜて片栗粉でとろみ付けた汁をうどんにかけるタイプですが、たかのりは釜揚げしたうどんに直接カレーをかけて、かき混ぜながら食べるスタイル。
手打ちの強いコシを楽しむには、こちらの方が良さそうですね。

じっくり煮込まれた玉ねぎの甘みの後にほのかな生姜の辛みが追いかけてきて、牛スネでとったであろう出汁のコクが小麦の風味と絡まって、優しくも奥深い味わいとなっています。

ただ唯一の欠点が“ルーの飛び跳ね”。
スープ状でなく、ぶっかけタイプのカレー、かつ手打ちの長麺ですので、慎重に混ぜないと高確率でシャツに飛び跳ねます…。
白シャツ厳禁でオーダーしてくださいませ。




2015/09/24(Thu) まちトーク萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



9/26(土)は私の所属している『建築塾』で『まちトーク』という催しを行います。

この『まちトーク』とは、建築やまちづくりに活躍されている方を呼んで、一般参加者の中で公開トークをするというイベント。(ざっくり云うと…)
このたびで第8回目になるのですが、全国的に話題になっているゲストの話は勢いがあって、いつも刺激を受けますね。

今回のゲストは映画監督の『石山知美』さん。
『だれも知らない建築のはなし』という映画の上映と併せて、そのエピソードなどを伺えるという企画です。

世界的な建築家、『磯崎新』、『安藤忠雄』、『伊東豊雄』、『レム・コールハース』らのインタビューを元に、80年代から現代までの建築史を語るドキュメンタリー。

興味のある方、ぜひお越しくださいませ。


facebook紹介:https://www.facebook.com/events/381506965392646/

お問い合わせ・前売り券注文:info@yonagokenchikujuku.com




2015/09/14(Mon) ごきげん倶楽部萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



昨日鳥取市へ帰省の際ランチに伺ったのは、ナビを入れても正確に案内してくれないほど結構な山奥にある洋食屋、『ごきげん倶楽部』。
広大な芝の敷地にログハウスのレストランとバーベキューハウス、キャンプ施設、ヤギやウサギの小屋などの別世界が、車で市街地から20分ほどで味わえます。

鳥取市中心街にある名店『トマトオニオン(洋食)』と『かぶら亭(和食)』のオーナーが、自身で栽培された野菜を大自然の中で提供したいと、今年3月に開店されたこのお店。
新規開業とはいえ、料理はオーナーの30年の経験が活かされた安定した美味しさでした。

昨日は『日替わり定食(¥860-)』をチョイス。
コーンポタージュとサラダ、ハンバーグ、カキフライ、スパゲティ、という洋食の定番をリーズナブルな価格で提供してくれるお店はありそうでないですよね。
手作りのデミグラスソースやタルタルソースも、新鮮な野菜の甘み、酸味を引き出した素材感の強い風味が後味で追いかけてきます。

子供がオーダーした『ステーキカレー(¥980-)』は、柔らかいステーキ肉と、軽くソテーした自家製野菜の濃い風味が楽しめる一品。
ちょっとつまんでみましたが、カレーは食べやすい家庭的であっさりとした風味で、大きくカットした新鮮な野菜の風味を楽しむ、というようなイメージでした。

子供連れでも美味しい洋食を食べたいときには最適なお店ですね。


ごきげん倶楽部:http://gokigenclub.com/




2015/08/31(Mon) 『新開の家』 ホール萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



米子市『新開の家』では、内装が終わり、養生も取れて仕上げの全容があらわになりました。

初めて見る人には突っ込みどころ満載のこのホール、プランのセンターラインを貫通するように玄関から対面の庭まで見通せる開放感は、明らかに住宅のスケール感覚を裏切っています。

平屋の正方形プランに対して、居住エリア【居間・台所・食堂・各個室】とその他【駐車場・水回り・サブホール・収納】を繋ぐための、“緩衝エリア”として位置づけている、一見必要ないように見えて重要な空間。(無用の用といいますか…)

水平梁の下で空間用途を間仕切り、上部は天井面が区切られることなく見渡せ、天井の低い外周ゾーンを視線が低い落ち着いたスケール【食堂・寝室等】、中心ゾーンを視界が抜ける高揚感あるスケール【ホール・居間】、という配置。
居住エリアとホールが連続性を保ちながら、生活の延長として多目的に使われるよう意図しています。

床はアプローチから続いている『来待石』。
松江市宍道町の来待地区で1400年前に堆積したといわれている凝灰質砂岩で、江戸時代には松江藩外への持ち出しを禁止していたほど貴重に扱われてきた石材です。
御影石などの硬質な石材と比べて粒子が緻密で柔らかく、熱伝導が低いので素足で過ごしても気持ちよさそうな質感。
独特の青みがかった灰色は年月の経過で黄褐色の味わいある表情へ変化していく楽しみも味わえます。

クライアントは「この空間使いこなせるかな?」とプレッシャーを感じつつ、ハンモックを吊るしたり、家具の配置など、楽しそうにイメージを膨らませておられるのは設計者としても嬉しいかぎりです。




2015/08/24(Mon) 出西窯萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



先日は新築計画の土地選定巡りのため、出雲市方面へ行って参りました。
その道中に立ち寄ったのは斐川町にある『出西窯』。

数々の賞歴と併せて民芸運動の代表的な窯場として全国的にもよく知られていますので、平日の午前中にも関わらず県外ナンバーの車がいくつか見受けられ、中にはタクシーでわざわざ訪れる人もいるほど…。

元々農協の倉庫だった場所を改築したギャラリー兼販売所は、迫力ある梁をそのまま表し、プランセンターに展示を兼ねた大階段を配置することで、回遊出来るような動線と、器の用途に分けたゾーニング、開放的でありながら居心地の良いヒューマンスケールを造り出しています。

製作場は普通作り手として覗かれるのを好まないものですが、ここは迫力ある登り窯と併せて見学可能になっているところに、窯場の近寄りがたい雰囲気が取り払われて、多くの方が訪れるきっかけにもなっているのでしょうね。

先日は見学するだけのつもりが並んだ陶器を見ていくと、私の“ホシイホシイ病”が発症。
有名すぎるものと、好みの“どストライク”を外す傾向にある私ですが、30年以上かけて造り出されたという釉薬の『出西ブルー』を改めて見て、「うーん、やっぱり欲しい。」と購入。
青より濃く紺より薄めの“瑠璃色”に近いイメージで、松江市の『布志名焼』の青釉にも似ていますが、布志名は深く、出西は鮮やかな発色をしている印象です。

大きめのコーヒーカップは安定感がありながら重くなり過ぎない愛嬌のある曲線のラインが秀逸。
ソーサもカップの割に大きめで、空いたスペースに茶菓子など置いたり、中央に凹みがない分、お皿としても機能します。

“使い勝手が良く、丈夫で生活に喜びと美しさをもたらす器”というコンセプトは、実際使ってみるとよく考え尽された手仕事のやさしさを感じさせてくれます。


出西窯:http://www.shussai.jp/




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