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萬井 博行 よろい環境計画事務所

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2015/08/18(Tue) カフェ 『田舎家』萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



先日“名水めぐり”にて大山方面へ行った際、休憩で立ち寄ったのは大山寺にあるカフェ、『田舎家』。
大山寺参道から路地を少し入った“隠れ家的”カフェです。

元々は大山寺の支院、『寿福院』というお寺だったそうで、内部のひっそりとした空気感や樹齢300年以上の杉の巨木がある庭のしつらえなど、時間がゆったり流れているような当時の名残を残しつつ、カフェとしての機能を備えた必要最小限の改装はお見事ですね。

玄関を上がって正面には和雑貨の商品が陳列。
庭に面した元々広縁であったであろうスペースにカウンター席を造って、のどかな庭の景色を楽しみながら喫茶ができるようになっています。

先日は豆腐レアぷりん、手作り団子、おからけーき、フルーツの4種類のスイーツが盛られた『田舎家ワンプレート(¥500-)』と、施設内で自家焙煎をしているコーヒー(¥400-)を注文。

スイーツの甘さは控えめで、手作りらしい素朴な風味。
コーヒーは深めの焙煎で酸味が少なく、スッと喉を通るような清涼感がありますね。(たぶん水が澄んでいるのでしょう。)

まだまだ暑さが続きそうですが、避暑を兼ねて訪れてみては如何でしょう。

田舎家:http://www1.bbweb-arena.com/inakaya/inakaya.htm




2015/08/17(Mon) 名水めぐり 2萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



先日は『名水めぐり』の続きで、静養兼ねて奥大山〜関金方面の名水を探索。
峠越えの連続で子供たちはフラフラになりつつ、名水を確保いたしました。
訪れた3か所の採取地を紹介。


□奥大山の源水(日野郡江府町)
奥大山スキー場の駐車場から湧き出ているので気軽に採取が可能。近くには“サントリー天然水”の採水工場があります。広大なブナの森に蓄えられた天然水が湧き水となっていて、夏場でもかなり低い水温。硬度が12〜20という超軟水に該当するまろやかな口当たりとほのかな甘みは、どの名水より抜きんでているような気がします。

□清水の「命の泉」(倉吉市関金町)
清水しか育たないと云われているワサビのが造られる清水川の源流となる清水地区に湧く『命の水』。昔ながらの里山の風景を眺めながら車のすれ違えない山道を入っていくと、足尾神社山裾の岩からこの水(写真)が湧き出ています。約200〜300年前の水が源水だそうで、仙人が発見したという謂れを読みながらありがたくいただきました。

□白山名水(倉吉市蔵内)
花崗岩層のフィルターを通し深さ242メートル余りから汲み上げられた、ミネラル分を含む“冷鉱泉”。近くの関金温泉と同じくラドンが含有することで、飲むと『ホルミシス効果(自然治癒力が高まること)』が得られるそうです。実際の湧き水に比べると鉱泉らしく少し重い、というかナトリウム、マグネシウムなどの風味がしますが、軟水になるので一般的な鉱泉より飲みやすいですね。アルカリイオン水よりアルカリ度が高い“還元水”で化粧水などにも使われています。




2015/08/10(Mon) 名水めぐり萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



昨日は娘の夏休みの自由課題、『名水めぐり』を手伝うため淀江〜大山周辺を巡りました。
訪れた名水地を紹介します。


□本宮の泉(米子市淀江町)
鳥取県の『因伯の名水』に指定。1日当たり3万tという豊富な湧水量をほこり、大山観光道路沿いの『どんぐり村』にも水を引き込んでいますが、本宮神社ふもとにあるひっそりとした神秘的な水源の静けさと水の鮮度を求めるのであれば少し足を延ばしてみると良いでしょう。

□天の真名井(米子市淀江町)
環境省指定の『名水100選』に選ばれている県を代表する名水。『天の真名井』とは「古事記」「日本書紀」において、高天原の「神聖な井戸」を意味し、神聖な水につけられる最高位の敬称だそうです。浸水性のある火山岩に滞水した水が湧き水となっているのでミネラル分も豊富にあるのでしょう。のど越しの軽さと清澄度は群を抜いています。

□白鳳の里(米子市淀江町)
伯耆古代の丘公園近くの観光施設敷地内で、温泉水(33℃)と湧き水(15℃)を汲み上げているようです。湧き水は軽く(軟水)、温泉水は重い(硬水)水でした。温泉水の飲料は消化器系に良いそうで、訪れた方は概ねそちらを持って帰られれるようです。(美味しくはないですけどね…)

□小波上の泉(米子市淀江町)
山陰道淀江トンネル下にある湧き水。トンネル工事の際に偶然湧水したようですが、アクセスの良さも相まって県内外から水汲みに訪れる人気スポット。軟水の部類になるのでしょうが、 同じ淀江町にある天の真名井に比べると若干硬め(硬水)に感じました。

□桝水地蔵尊の名水(西伯郡伯耆町)
大山枡水公園に湧き出る水。枡水の名の由来はこの湧き水からきているそうですが、広大な高原のスケールに対して、湧き水場は注視しないと通り過ぎるほど地味な佇まい…。奥大山方面の水に比べると水温は高めで少し硬水になるのでしょうか。

□御神水(西伯郡大山町)
大神山神社奥宮につながる石畳の参道沿いにある湧き水。昔の修験者の飲み水として大切にされてきたそうで、現在でも参拝者や登山者の喉を潤しています。水温はかなり低く、湧き水らしいクセはあまり感じられなくてのど越しは軽やか。疲れを取り除いてくれるような清澄感とほのかな甘みを感じます。

□地蔵滝の泉(西伯郡伯耆町)
大山平原ゴルフ場近くの佐陀川ほとり、環境省『平成の水100選』に中国地方で唯一指定されています。1日当たり19万tという圧倒的な水量で、名産『八郷米』や日本酒『久米桜』の原水にもなっています。水源はその名の通り泉になっていて、セリやクレソンが群生していてかなりクリアな水質。軟水ですが湧き水らしいクセがいくぶんあるような気がします。


今度は奥大山から関金方面を巡りたいと思っています。(娘より楽しんでいる親…)




2015/07/29(Wed) 因州 中井窯萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



昨日は鳥取市での構造打ち合わせの後に、ちょっと足を延ばして河原町にある『因州・中井窯』に立ち寄ってまいりました。

千代川の支流、清流・曳田川沿いに構えるこの窯元、同じ河原町にある『牛ノ戸窯』の脇窯として約70年前に開窯したそうで、15年前にはかの『柳宗理』さんがこの工房で作品を手がけたことを機に脚光を浴び始めたそうです。

中井窯の特徴は牛ノ戸焼き伝統の“染め分け”という技法で、一つの陶器に2色、あるいは3色別の釉薬を施してそのコントラストを楽しむもの。
同じ黒や緑の色調でも、牛ノ戸焼きより若干淡くてマットな釉薬で、よりモダンな印象を受けますね。

形状は素朴でシンプルな造りながら、人の手が触れる縁や取っ手の触感は程よく、飽きのこないフォルムは実用性においても優れています。
私の自宅でも丼とコーヒーカップを所有していますが、使い勝手が良いので自然と登板回数が多くなっています。

昨日の目的は、現在現場進行中の『新開の家』で使う手洗い鉢(ボール)の相談。
窯元に併設しているギャラリーで、三代目窯主の坂本さんに色合いとイメージ伝えて製作のお願いをいたしました。
ベネチアンガラスタイルをあしらった化粧台にこの手洗い鉢がどのように組み合うのか…。
とても楽しみです。

因州・中井窯:http://nakaigama.jp/




2015/07/16(Thu) ガラスの茶室 – 光庵萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



昨日、録画してあった『日曜美術館(アートシーン)』で放送されていた、『ガラスの茶室 – 光庵』を見ました。
元々はヴェネチアビエンナーレの茶室建築プロジェクトとして発表された模型だったそうですが、『京都・フィレンツェの姉妹都市提携50周年』を記念する展覧会として実物が再現される運びとなったそうです。

この建築(建築と云えるのか…?)の発案者は、日本を代表するプロダクトデザイナー『吉岡徳仁』。
ニューヨーク近代美術館やパリのポンピドゥーセンターなどの美術館にパーマネントデザイン(永久所蔵)として作品が収蔵されていて、「世界が尊敬する日本人100人(ニューズウィーク紙)」の1人に選ばれています。

床の間も炉もなく、伝統的な茶道の流儀からすれば、“ありえない”しつらえなのですが、吉岡さん曰く「茶室という様式ではなく、日本人が自然に対する本質の根源を表現したかった。」とのこと。(判るような、判らないような…)

ともかく建築として見ても面白く、素材はガラスとそれを支えるステンレスフレームのみ。

当初模型の屋根はガラス瓦だったようですが、よりシンプルな表現を求めて1枚ガラスを重ね合わせたもの。
ガラスは酸化鉄によって少し青みがかり、それが反射して映り込むものですが、より透明度を求めて『高透過ガラス』を採用しています。

『鏡面仕上げ』としたステンレスフレームは、廻りの空を反射させて景色に溶け込ませ、“存在感を消す”意図があるそう。
太陽の角度を綿密に調査して、太陽光がステンレスに当たって出来るプリズムがガラスの床に映り込む様子を、茶室でいう掛け軸や花に見立てている、という演出を施しています。

会場は京都、『青蓮院飛び地境内 将軍塚青龍殿』。
来年春まで展示していますので、機会があれば訪れてみたいものです。




2015/07/14(Tue) キンベル美術館 ― ドローイング・コレクション萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



しばらくブログが滞っておりました…。

このたびの建築雑誌『a+u(建築と都市)』は、1972年に竣工した『キンベル美術館』の特集。
20世紀を代表する建築家、『ルイス・カーン』の“沈黙と光”という言葉の概念を具現化したような建築です。

この美術館最大の特徴はトップライトから入り込む自然光のコントロール。
構造躯体をそのまま表した曲面のコンクリート打ち放し天井の頂部にトップライトを設けて、その下にアルミの反射板を取り付けることで、光が反射して天井沿いに均一で柔らかい光が空間に降り注ぐ、という効果を図っています。(ざっくり云うと…)

本文では詩人のようなルイス・カーンの能力を奮い立たせるプログラムを作ったクライアントや、技術協力した設計事務所、数々のエンジニアとの協働のくだりはこれまでの文献になく面白かったですね。

ミリ単位のズレも許容できない素材同士の厳しい納まりと凄まじいまでの施工精度は、膨大な手書きのドローイング(製図)から成り立っているんだな、と改めて納得。
崇高な思想とエンジニアリングが互いに妥協することなく、チームワークとして造っていく過程こそ表現するべきで、より現実的でもあると感じ入りました。




2015/06/16(Tue) 『吉田璋也生活デザイン』展萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



先日は米子高島屋で催されていた『吉田璋也生活デザイン』展を覗いてまいりました。

吉田璋也さんは昭和時代、柳宗悦さんと共に『民藝運動家』として活動され、医師でありながら陶芸・木工・金工・竹工・染織・和紙などの工人をサポートしつつ、自らもデザイナーとして活躍する、というマルチな才能の持ち主。

事業者としても鳥取の工芸を流通・販売させるべく、販路開拓をプロデュースされていたそうです。(医師される時間あったのか…?)

吉田さんのデザインは伝統性を踏まえながら、人が触れる部分を柔らかな曲線で造り、職人の高い技術を活かした精度の高い継手(ジョイント部)が特徴。
直線と曲線を絶妙なバランスで違和感なく組み合わせている秀逸なデザインです。

写真は以前から所有したいと思っていた、『木製電気スタンド』。
脚と胴部分はケヤキを削り出して丸みを付け、傘は直線的なフレームに因州和紙を貼っています。(上部のポッチは白熱球の熱を逃がす通気孔)

塗装は“拭き漆仕上げ”といって、素地造りから塗装、拭き取りを幾つも繰り返す手間暇のかかる仕上げ。
ケヤキの木目を見せつつ鈍い光沢を出している木部の“黒”と因州和紙の“白”のコントラストが鮮やかさは目を惹かれます。

この因州和紙を通したロウソクのような赤っぽい発色は、ベットサイドの読書用の光として最適でしょうね。




2015/06/09(Tue) 清松庵 たちばな萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



昨日松江での打ち合わせに使わせていただいた場所は、袖師町にある甘味処、『清松庵 たちばな』。
和菓子と抹茶を提供していただける“和喫茶”という位置付けになるのでしょうか。

約20年近く経つこのお店、私が松江で務めているときからここの造園は素晴らしいと感じていましたが、それをしつらえた造園家の方に私の仕事をお願いして、ここで打ち合わせが出来るとは感慨深いものです。

9号線越しの宍道湖が望める絶好のビューポイントを活かした自慢の客席。
決して広いとはいえない庭園スペースでありながら、起伏と水のせせらぎ、苔やシダ類を効果的に配置して、自然かつ抑揚と変化に富んだ庭になっています。
さらに落葉樹と常緑樹を織り交ぜた中木をスクリーンとして9号線の車道を隠し、その向こうに見える宍道湖と庭との連続性を造り上げた手法は、慎ましくも計算されつくしているな、と当時から感じ入っていました。

車庫から玄関まで続くアプローチの石畳みも両脇に苔や灌木、落葉樹を配して、季節を感じつつ、木々のトンネルのように一度絞られた空間を造ることで店内と宍道湖への景観が広がるように演出されています。

この美しい庭と景色を見ながらいただいく生菓子と抹茶のセットは格別でした。




2015/06/02(Tue) イタリアン 『トリム』萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



本日安来市での打ち合わせの前にランチで立ち寄ったのは、親子2代で営んでいる安来町にある隠れ家的イタリアン、『トリム』。

元々洋食屋として30年以上営んでいて、バラやアイビーなどのツタ類が外壁を覆っていて、慎ましさの中に歴史と趣を感じさせる佇まいをしています。

現在は息子さんがイタリアンの名店から戻られて、昔ながらの洋食(お父さん担当)とイタリアン(息子さん担当)が楽しめる店に生まれ変わったそうです。

本日は前菜やパスタが楽しめる『ランチセットC(¥1,550-)』をオーダー。
前菜とラザニア、自家製パン、ティラミス、コーヒーをいただきました。(食べ過ぎか…)

地元の農家から仕入れられているという新鮮な野菜を使った前菜の色は、濃くて鮮やか。
素材が持つ甘みや苦みが感じられるように、調味料やオイルは抑え気味にしているようです。

面白かったのは小さな土鍋で提供されるラザニア。
柔らかめに茹でているラザニアの食感には好みが分かれるところだと思いますが、間に挟まれているのはミートソースではなく、ホワイトソース。
その上にはカッテージチーズとトマトソースを掛けた組み合わせなので、こってりとしたホワイトソースとさっぱり酸味の効いたトマトソースどちらの味も楽しめながら、お互いの風味を邪魔しない絶妙な配合でした。

マスカルポーネでなくカッテージチーズで作られた(たぶん…)ティラミスはあっさりと、洋酒の香り高い一品。
サイフォンで淹れているコーヒーとも良く合いますね。

昔ながらの洋食屋の代名詞、2種類から選べるオムライスも懐かしくてお勧めです。




2015/05/29(Fri) 『新開の家』 屋根工事萬井 博行へのご意見はこちらから→ MAIL 



米子、『新開の家』では晴天にも恵まれて、屋根瓦工事が完了しました。

ゆとりある敷地いっぱいに配置したプランにかける屋根は『方形屋根』。
四角錘型の形状はお堂などによく見受けられ、静謐なイメージかつ優美で均整の取れたシルエットを形成しています。

「和瓦も悪くないだろうな。」と思いつつ、この屋根形状にはどうしてもコーナー部をスッキリ納めたかったので、三州の平瓦を採用。
3.5寸の勾配ですが、コーナー部のラインが際立っていいるせいか、もっと緩勾配の落ち着いた印象を与えます。

光沢の少ないマットな銀黒色の釉薬は、日が当たるとシルバー、雨が降るとグレーと、天候で変化する豊かな表情。

軒を深く出した瓦は天井断熱材はまだ敷設していないにもかかわらず、内部は今日の気温(30度近く)くらいでもエアコンは必要ないくらい快適でした。

先日は頂部付近にはガラスで作られた瓦を施すため、瓦職人さんと位置の協議。
瓦の割付と光を落としたい場所を兼ね合わせながら、玄関ホールに自然光を落とすよう意図。
プランセンター部には窓からの光が届きにくく、暗がりを造れることでトップライトの強い光がより印象的になるよう計画しています。

敷地にはそれなりの“引き”がありながら、この1辺が17.5mの屋根をカメラに納めるには、広角レンズの12mmでギリギリ。

この屋根と相対する外構・植栽にはまだまだ悩みそうです。




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